女子バレー五輪出場権獲得をひた隠す報道各社 | 福永英樹ブログ

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 昨夜眞鍋JAPANがカナダ代表にフルセットの末に惜敗したことを受けて、放送した民放局など報道各社がさかんにパリ五輪の出場権獲得が16日のセルビア戦に持ち越しになったとしていますが、皆さん騙されてはいけませんよ。既に日本代表女子バレーボールチームは、見事に出場権を獲得しているのです。


 まずはVNLのホームページが、五輪出場最終獲得枠を本日15時30分からのオランダ対カナダで決定すると明記していること。そして数字的な根拠は以下のとおりです。(オランダ対カナダは、ストレート勝負になるといずれかが大きくポイントを下げますので、フルセットにもつれた場合が日本に不利となります)

【現時点の各国取得ポイント数】

日本 322.94

オランダ 293.03

カナダ 290.24

【オランダが負けた場合のポイント変動】

293.03-5.16=287.87

※日本との差は約35ポイント

※残りの韓国戦はかなり格下のため勝っても微増

【カナダが負けた場合のポイント変動】

290.24-4.84=285.40

※日本との差は約37ポイント

※残りのフランス戦はかなり格下のため勝っても微増


 もし日本がランキング僅差のセルビアにストレート負けし、ランキング上位のアメリカにもストレート負けしても、この35ポイント差が逆転されることは決してありません。従って眞鍋JAPANは既に五輪出場権を獲得しているというわけです。他のスポーツ競技ではあり得ないこの隠蔽体質は、マイナスにしか働かないことを業界全体で認めるべきでしょうね。

 こうなると興味は五輪に出場する12名+補欠1名ということになりますが、その選考が公平公正であれば、五輪の試合についての投稿を再開したいと考えています。