東レアローズのVリーグ2023/24レギュラーラウンド第14戦は埼玉上尾との対戦でしたが、サーブとレセプションの実力差が明確に出てストレート負けしました。
0‐3(17‐25、13‐25、19‐25)
■東レ・先発オーダー
ヌワカロール 戸部 西川
深澤 大崎 関
L中島
■東レ・セットごとの出場選手
戸部■■■
関 ■■■
真鍋□ーー
大崎■■■
西川■■■
深澤■■□
ヌワカ ■■■
古川ー□ー
谷島ー□■
松岡ーー□
■東レ・主な個人得点数
ヌワカロール14、谷島7、戸部6、深澤5、大崎4、西川2
■戦評・感想
埼玉上尾が黒後を先発させロゾを温存して始まった第1セットは、黒後の攻守の活躍や山崎のサーブで序盤リードされます。さらに堅いブロックでブレイクされ、西川と深澤のスパイクも全く決まらなくなります。ミスも出て大差でこのセットを先取されます。第2セットも黒後のスパイクとサーブが好調で、逆に西川と深澤がサーブで狙われてすぐに先行されます。西川に替わって谷島が投入されますが、青柳に連続エースを奪われてから10点以上の差がつきこのセットも連取されます。第3セットはヌワカロールのスパイクもほとんど決まらなくなり、瞬く間に大差をつけられます。終盤は若手に経験を積ませる捨てセットになってしまいました。
相手がロゾを温存したのは慢心でも何でもなく、今の東レのレセプションとサーブなら大丈夫だと判断したからです。いつもならレセプションのヘルプに入る吉野がベンチ外でしたからなおさらです。やはり上位チームはサーブの威力が違います。せめて伝統的に強みだったサーブで攻めることが出来ればだいぶ違うのでしょうが、これも近年になく弱体化してどうにもなりません。両ミドルが好調なだけに、西川と深澤のレセプションの上達に期待するしか今は手がありません。やはり今のバレーボールはサーブが大切で、またVリーグはレセプションの安定感で順位が決まる傾向が高いのです。明日もサーブが強力なトヨタ車体です。