河野新首相擁立へ中国と親中派が必死 | 福永英樹ブログ

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『早く岸田を辞めさせろ! いったい何をやってるんだお前たちは!』

 こんな習近平氏の怒声が聞こえてきそうですが、中国共産党と親中派が岸田首相を政権から引きずり下ろそうと焦る理由は、日本のメディアでは積極的に報道されませんが、岸田氏が次の外交防衛策を短期間でどんどん断行したからです。


・防衛費をGDPの2%に増額

・NATOの連絡事務所を東京に開設

・日本とNATOがサイバー攻撃や宇宙安全保障などに向けた新たな協力文書を発表

・安保3文書を閣議決定し敵基地攻撃能力を明記する

・米国製ミサイルトマホークを400発購入を計画し、後に1年前倒しする

・日豪安全保障協力強化へ向け円滑化協定発効

・日英安全保障協力強化へ向け円滑化協定発効

・フィリピンと新たな安全保障協定を締結して準同盟も結び、中国の一帯一路から離脱させる


 タカ派と言われた故安倍元首相でさえ躊躇したこれらの政策断行は、孤立する中国を確実に追い詰めましたし、岸田さんが親中派のドンと言われた二階元幹事長、菅前首相、河野太郎現デジタル大臣らを冷飯食いにしてしまったことも中国にとっては痛手でした。このままでは日本は完全に欧米に取り込まれてしまう・・。危機感を募らせた中国は日本の親中派の尻をたたくと共に、すっかり存在価値が薄くなった立民らを反岸田へ取り込み、自民右派でさえ内政ではリベラルな岸田さんを敵視するよう狡猾に仕向けていきます。またマスメディアや地方自治への影響力を保持する彼らは、日本人が情緒的思考で論理的思考でない弱点を利用し、巧みなイメージ戦略で反岸田を展開しました。


 さあこうなると新たな首相候補が必要ですが、彼らが擁立したいのは前回の自民党総裁選挙で落選した河野太郎氏だと思われます。彼の父親 河野洋平元総裁は政治的にもビジネス的にも中国と深い関係にあり、公明党に手綱を握られている議員が少なくない地方の自民党員からも歓迎されそうですが、課題は国会議員からの支持をいかに受けるのかということです。ズバリ鍵を握るのは公明党との連立を解消したがっている麻生副総裁(国民民主党との連立を試みた)でしょう。何といっても彼は岸田さんの後ろ楯であり、安倍派がリーダーさえ決められない状況では間違いなくキングメーカーです。従って前回麻生さんが河野さんが自身の派閥に属していにもかかわらず岸田氏を首相にしたのは、河野さんが二階さんや菅さんに接近したからであり、また次も同じようなら冷たく切り捨てる可能性もあります。まあそれでも党員票、二階さんら親中派の協力で河野さんが首相になる可能性はかなり高い確率であると思います。岸田さん以外の対抗馬が自民党にいないからです。高市さんや萩生田さんは一匹狼ですし、茂木幹事長も既に出馬表しないことを公言しています。つまり河野さんが無責任に麻生さんにも二階さんにも良い顔をして支持を受けてしまえば、河野新首相が誕生するわけです。


 ただ問題は首相になってからです。欧米は日本国内と違って岸田さんをかなり高く評価していますので、なってしまえば必然的にその路線を河野さんは踏襲せざるを得なくなります。二階さんや公明党を振り切らなければ、あっという間に短命政権の憂き目に遭うというわけです。また彼は自らのsnsに批判のコメントが寄せられた際に激怒して書き込みをブロックしたことがあるそうですが、そのくらいのことさえ耐えられないようなら、今の岸田さんの忍耐強さには到底及ばないと私は考えています。結局は岸田さん戻ってきてという結末になるでしょう。