石川が鬼になって連敗ストップ(Vリーグ・埼玉上尾戦②) | 福永英樹ブログ

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 東レアローズのVリーグ・レギュラーラウンド第11戦は昨日に続き埼玉上尾との対戦でしたが、石川の物凄い頑張りで連敗をストップしました。

 

3‐1(26‐28、25‐23、25‐19、25‐15)  

 

■東レ・先発オーダー

西川 小川 クラン

石川 井上 関 

L水杉・中島

 

■東レ・セットごとの出場選手

井上■■■■

中田□□□□

小川■■■■

黒後□―――

関 ■■■■

クラン  ■■■■

石川■■■■

西川■■■■

 

 

■東レ・主な個人得点数 

石川32、クラン22、小川10、西川9、井上5

 

■戦評・感想

 今日はミドルを大崎から井上に入替えてきました。埼玉上尾は昨日の勝利の勢いのまま第1セットスタートからサーブが走りますが、東レはクランのスパイクがなかなか決まらず先行されます。しかし関のサーブから中盤追い付き、終盤は石川のスパイクやブロックで逆転します。ところが24対20から仁井田のサーブで追い付かれます。東レはクランがさっぱり得点できず、最後はまた目黒に連続得点されてこのセットを落としてしまいます。第2セットは一進一退の攻防が続きますが、クランが打っても打っても決まりません。それでも最後は粘りを見せてセットを奪い返します。第3セットは西川に当たりが戻って先行し、逆に埼玉上尾はサーブミスなど息が上がってきます。ロゾと内瀬戸を投入されて反撃されますが、何とかこのセットも連取します。第4セットは石川がブロックにスパイクにサーブに大奮闘して先行します。こうなるとようやく東レらしい結束力が出てきて、他のアタッカーもいつも以上の力を発揮します。最後も石川のアタックが決まって逆転勝ちしました!

 

 よくまあ関も昨日フルセットを戦った石川に58打数も打たせたものだと思いますが、ライバル仁井田の息が切れて第4セットからベンチに下がった姿を見ると、さすが石川真佑は日本代表の主力サイドだなあと感動しました。関も疲れは最高潮だと想像しますが、後輩の石川がこれだけ奮闘したら自分も負けていられないという気持ちになったのでしょう。また今日は西川と小川も昨日の屈辱を晴らす活躍をしました。

 

 ただやはりクランと井上の衰えは最早隠せない状況で、今日も苦しんだのは埼玉上尾との選手層の差でした。これは明らかにVリーグ機構の方針に沿ったプロ化を目指すチームと、そうでないチーム(補強に消極的)との差です。従って最早、管野GMや越谷監督がどうこうだと言う問題を越えていると思います。今リーグは、ファイナル4を目指すくらいの気楽な感じで無理しない方が良いかもしれません。石川と関が怪我や故障をしないかと、ヒヤヒヤしながら試合を見るのはもう勘弁してほしいです・・。