Vリーグで日本代表に相応しい実力を示した選手たち | 福永英樹ブログ

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 Vリーグ2021/21シーズンもレギュラーラウンド終盤にさしかかり、日本代表チームへ召集されそうな優れた成績を残した選手たちがいよいよ明確になってきました。

 

【セッター】

 JTは東京五輪に出場した籾井がスタメンを外れる試合が多く、久光も毎年のように正セッターが替わり、NECもなかなか一人のセッターで試合を通せない中、東レの関とデンソーの松井だけは安定したトスでチームを牽引しています。この二人で秋の世界選手権に臨むと予想します。

【リベロ】

 東京五輪に出場したJTの小幡が変わらぬ安定感を見せ、サーブレシーブ成功率も首位を独走しています。本人に引退の意思がなければ、眞鍋監督も引き続き正リベロにすると予想します。控えは2019年アジア選手権で優勝したメンバーである東レの水杉が抜擢されそうです。

【ミドル】

 セッター隣で移動攻撃等の攻撃力が期待されるのは、現在アタック決定率日本人首位の東レの小川と、リーグ前半に負傷したものの相変わらず高い決定率を残している昨シーズンスパイク賞のNECの島村です。(島村は引退しなければですが) そして彼女たちの対角に入るミドルは、現在アタック決定率日本人ミドル第3位のNEC山田と、打数不足ながら45%のアタック決定率とサーブ効果率第3位の数字を残している久光の平山だと思います。

【サイド】

 サーブレシーブをするサイドは東京五輪に出場した古賀と石川が核になりますが、新人ながら35%を越えるアタック決定率と60%を越えるサーブレシーブ成功率を残しているPFUの志摩と、高卒内定選手でありながら上位チームの度胆を抜くパワーを見せつけている岡山の佐伯が加わりそうです。一方黒後の復帰のめどが立たず攻撃力に不安がありますので、サーブレシーブをしないサイドには、現在1セットあたりのアタック決定本数が共に4本を越える久光の井上と日立のオクム大庭の二人が相応しいと言えそうです。もちろん現在帰化申請中と言われるPFUのバルデスも、いずれ加わってくると思われます。

 

 ◎世界選手権には次の14人を予想します。

 

井上 大庭 山田 平山 石川 佐伯

古賀 志摩 小川 島村 関 松井 

L小幡 水杉

 

 これ以外ではチームで佐伯にトスを上げている岡山宮下の経験値、このところスタメン出場している高さのあるミドルである岡山の付とデンソーの麻野、サイドではバックアタックの決定率が高いJT西川やNECの曽我などにも私は注目しています。