チーム崩壊で9位に沈む(東京五輪・ドミニカ共和国戦) | 福永英樹ブログ

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  中田JAPANの東京五輪・グループラウンド第5戦はドミニカ共和国との対戦でしたが、スタートから選手たちに覇気がなく惨敗となり、残念ながら準々決勝進出すらなりませんでした。


1-3(10-25、23-25、25-19、19-25)


■日本代表・先発オーダー

黒後 荒木 石川

古賀 島村 籾井  L小幡


■日本代表・セットごとの出場選手

黒後■■■■

古賀■■■■

田代□ーー□

石川■■■■

島村■■■■

石井□ーー□

荒木■■■■

籾井■■■■

林 □□□□


■日本代表・主な個人得点数

古賀22、黒後11、石川8、島村8、荒木4


■戦評・感想

   韓国戦の敗けで精神的に追い詰められたためか、第1セットはスタートから固さが見られミスで先行されます。さらに黒後と石川と籾井がそうそうにベンチに下げられ林と石井と田代が入りますが、思わぬ大差でセットを獲られてしまいます。第2セットは古賀が気迫でチームを落ち着かせて接戦に持ち込みますが、他の選手の動きが今一つで、最後は相手ディフェンスに粘り負けしてしまいます。第3セットになりようやくエンジンがかかって気持ちでセットを獲り返しますが、第4セットは相手が目の色を変えて死にもの狂いで向かってきて、日本のミスが目立つようになってきます。日本も必死に攻撃しますが、空回りしてかえってミスが頻出し、大差で試合が終了してしまいます。 


  改めて総括した記事を後日投稿する予定ですが、言えることは『中田さんがセッター籾井のやり易いようなメンバー構成や戦術を優先し過ぎた結果、彼女が経験不足から脆さを露呈すると、意外なほどあっけなくチームが崩壊した』ということです。また石川が今日の試合で『失敗をいつまでも引きずってマイナスのオーラを出した』ことも、この先へ向けての大きな課題です。ただひとつ良かったのは、古賀の素晴らしいリーダーシップでした。きっと次のパリ五輪でも、彼女が日本代表を支えてくれることでしょう。ここで2004年アテネ五輪以来続いてきた準々決勝進出が途切れてしまいましたが、全力でプレーした選手たちには心から感謝したいと思います。ありがとうございました!