迫田さおりさんが地元鹿児島で大活躍!! | 福永英樹ブログ

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 ロンドン五輪バレーボール銅メダリストの迫田さおりさん(30歳・元東レ)が、自身の地元である鹿児島県で大活躍しているようです。昨年5月の引退と同時にどうやら所属先だった東レも退社したようで、その後はグラチャン春の高校バレーの解説陣に加わったり、今年開催される世界選手権の組み合わせ抽選会のサポートで僅かに姿を見かける程度でした。それというのも彼女が活動拠点を御両親がいる鹿児島県を中心に設定されたからのようです。昨日は鹿児島市内の小学校で講演会を開いたようで、その様子を伝えるニュース動画を見て、改めて彼女の人柄の良さと尊敬すべき意志の強さを実感したところです。

 

■バレーボールの素晴らしさを伝える

 小学生が運動会のリレーで気持ちを一つにするように、『五輪メダルを獲得した決定打も繋いでくれた仲間あってのものであり、皆で一つのことをやり遂げることこそバレーボールの素晴らしさだ』迫田さんは小学生たちに伝えておられました。私は中学高校と水泳部(個人競技)だっただけにメドレーリレーくらいしか仲間と気持ちを一つにする機会がなく、中学高校とバレーボール部に入部した次女がうらやましいと幾度も思ったことがあります(涙) 迫田さんもロンドン五輪以降は全日本における人間関係等で悩んだ時期もあったかと思いますが、その都度このバレーボールの素晴らしさを思い出して克服していったことが充分に想像できますね!

 

■目の前のすべきことをまず全力で!!

 大きな目標や夢を抱くことも大切ですが、あまり先や遠くばかりを見過ぎず、目の前にあるやるべきことを、まずはコツコツとやりましょうと迫田さんはおっしゃていました。あたりまえのことのようにも聞こえますが、この言葉の本質には『自分と周りの人たちを信じ続ける意志の強さと、ものごとを長いで見ることができる明るさと胆力』がかくされていると私は思います。正に迫田さんならではの言葉だと実感させてもらいました!

 

 個人的にはこのまま地元で頑張っていただいた方が嬉しいです。(あとは全日本のビッグイベント等で時折お顔を拝見できればいいでしょう) ただ地元での活動を通して、他のスポーツ競技の状況(良くも悪くもバレー界との違いなど)を知っていただくのも良い機会なのかもしれませんね。中央に出ていくと伝統が古いだけに各種団体などとのしがらみに縛られたり、旧態依然とした体質に振り回されることも少なくありませんから。そういったことは、それらが得意な大林さんあたりに80歳までやってもらえばいいです(苦笑) 同郷の新鍋理沙選手も東京五輪後は引退するでしょうから、お二人で鹿児島県から新しいバレーボールの在り方について発信してもらいましょう! 西郷どんや大久保どんのように!