農薬や肥料を使ってないのに、虫がつかない元気な野菜が育つ農法が「炭素循環農法」

なんて魅力的なんだろうって思いました。

米作りも2年目(2回)やりましたが、どうも無農薬・無化学肥料への移行に舵が切れない自分がいます。


神奈川県平塚市にある「株式会社いかす」さんへいってきました。
ここで、野菜作りをしている内田たっちゃんと20数年ぶりに会いました。

内田たっちゃんは20歳後半から本格的に農業を始め、

今では「やさい畑」という月間誌で連載されています。

 

 

 

今は、炭素循環農法で、その土地を見極め適したやり方を提案し、

オーガニック野菜を作っています。

先日も、野菜を送ってもらったのですがメチャクチャ美味かった!


 



そこで、代表取締役の白土さんと内田たっちゃんに話を聞く機会がありました。

僕も知らなかったのですが、肥料を使うと、必ず農薬が必要だそうです。
有機肥料を使っても農薬が必要

自然栽培は、肥料を入れないで育ててる。

虫が野菜に集まる理由は、

肥料に含まれる窒素をはじめとする栄養分を目当てにやってきます。

 

つまり「窒素過剰」だと、虫や病原菌が好むというわけです。
虫が寄ってくるから農薬が必要になるという悪循環がうまれます。

ちなみに葉もの野菜は、もともと窒素が多く必要な野菜です。


「窒素」は植物にとっては成長促進剤となります。


窒素を大量に入れることで、

「より速く」「より多く」の野菜を収穫することを目的にしているそうです。

肥料は植物にとって吸いやすく、窒素は、硝酸態窒素という形で植物の中に入ります。
ちなみに、これが人間の体に入ると、健康にも影響が出てくることがあります。

窒素の多いお野菜は、エグミや苦み、アクもたくさん出やすく、

こういう野菜は、腐りやすいので、新鮮なうちに食べないといけません。


 

もし肥料を使わず野菜をつくるとしたら、

植物と微生物がなんとかしようと協力体制を築きます

つまり、活かし合いの世界がそこにはあります。

ただ、ずっと肥料を与え続けてきた土壌には、微生物が少ないため、

一般的な畑で、すぐに肥料を使わず野菜を育てることは難しいことが多いみたいですね。

(左)白土さん、(右)内田たっちゃん

白土さんと内田たっちゃんは、2015年に(株)いかすを設立し、

今、野菜作りをしている場所は、木が生い茂っていた場所を仲間と、たった1ヶ月で開墾したそうです。

スゴイのは、1年目には全国コンテストにノミネート
2年目にはカブが最優秀賞を受賞したそうです。
今では、多くの野菜がコンテストで上位に入っているそうです。

たっちゃんは25年以上前に開催した「いやしの村農業ツアー」に参加していて、
その時から野菜作りに興味があったようですね。

いやしの村農業ツアーは、九州の自然農見学ツアーとして3ヶ所を見学。
(赤峰農場、シュターイナー農法、福岡正信さんのやり方で野菜作りをしている畑)

なかなか、マニアックでした。

 


一通りの野菜の育て方を実践して感じているのは、

その土地にあったやり方を見極め作物を育てることが大切だとおっしゃっていました。


炭素循環農法で育てた元気な自然栽培野菜は、「(株)いかす」さん
オンラインショップで野菜宅配しています。

 

 

お試し宅配でも、通常10品を
お問い合わせ欄に「いやしの村の紹介」とコメント入れてもらえれば、
1品プラスで送ってくれるそうです。

社長の白土さんの粋な計らいに感謝です。