稲の花って見たことありますか?

 

僕も去年まで知りませんでした。

7月末ころに出てきます。

 

 

こんなに小さくて可愛いのが稲の花です。

 

我が家のコシヒカリは、7月末ころには、ひとつの穂に、つぶつぶが出てきます。
このつぶつぶが出ることを出穂(しゅっすい)と言うそうです。


1本の穂から100個くらいの花を付かせて
開花してから2時間ほどで閉じます。

こうして1週間ほどかけて、
稲穂の上の方から順番に花が咲くようです。


1粒のお米が苗から成長して、1000粒のお米になるそうです。


■お米の収穫を増やす時期とポイント

この出穂後に、稲の葉光合成をすることでブドウ糖を生産
穂に送り込んでため込むそうです。

そうしてできたお米を私たちはいただきます。


稲作の収穫を増やすには、
出穂から登熟(とうじゅく)までの期間に晴天が続き

光合成をしっかりすることがポイントになります。

8月のお盆過ぎから残暑が続き、私たちにとっては厳しい気候ですが
稲にとっては恵みの大切な晴天なんですね。


■出穂してから稲は穂作りに集中する

稲は、出穂したあとは、穂に集中します。
摂取した養分をお米を作ることを最優先に働きます。

そのため、根が弱体化していくそうです。

根の働きを助けるためには、
田んぼの水を換えて、根に酸素を補給したり、
有害ガスを取り除いたりすることが大切です。

これって、田干しの事ですよね?

てっきり、出穂したら田干しは必要ないと思っていました。
根をしっかりすることも大切なんですね。