勉強会が終わって、数人の人が手帳取得に前向きに検討している。
今日はご家族の方から問い合わせがあった。
「○○が手帳を申請したいとはなしているが、これはいったいなんなのか?」
勉強会に参加したメンバーが、
思い思いの理由で申請を希望している。
彼らが、自宅に帰ってその旨を家族に上手に説明できるとは限らない。
家族にとってはメンバーが、
自分たちにとってよく分からないことを始めたと、不安を感じるからだ。
なぜならメンバーの症状が悪いときに、
メンバーは家族には理解できない、病状に影響されたトラブルを
おこして家族を苦しめた過去が、多くの場合あるからだ。
(もちろん、悪いのは病気であってメンバーのせいではないのだが)
そのため、申請を希望する利用者の家族にも可能な限り、
今回のことは病状悪化に起因することではないことを伝え、
手帳のメリット、デメリットを伝えて行くことにした。
また年金証書がない場合、診断書料が必要なものでもあるので
充分に損得を計算できるように時間をかけて説明をする必要もある。
本人だけでなくメンバーと共に、
この病気で苦しんでいる家族に対する配慮が、
改めて重要に思える1日でした。