受験の前によく思いました、「このこ、もったいないな」と。
毎年入試の前になると、1人か2人いたのですが、
少しでも点が採れるように何とかしてください。
と、お願いされるのです。
それも試験の前日とかに。
ばかげていると思われるかもしれませんが
本当に毎年いました。
そうなると大体やることは毎年、同じなのですが
一緒に過去問を解いて実力を測ります。
こんなお願いに来る生徒のほとんどは
限りなく0点に近い点を取ります。
しかも例えば数学なら、一番のすごく簡単な
計算問題から間違います。
ではその簡単な計算問題が
全く分かっていないかというとそうでもありません。
普通にできる生徒がほとんどですし
少なくとも少し教えればできるようになります。
で、前日にやることはできる問題を少しでも増やし
その問題だけをやるように絶対間違わないように
作戦を立てることになります。
で、何がもったいないかというと
大体「この子はいい子なんですけど勉強は…」と
言って頼まれるのですが、
そんなことはありません。
だって少し教えただけで理解できるのですから。
もう少し、早く言ってくれればもっとたくさんのことを
教えることができたのに…
勝手に勉強が苦手だと思い込んでるだけじゃないか・・・
などなど。
確かに子供の頃は成長の速い人遅い人がいますので
覚えが悪かったりします。その時に勉強嫌いが
刷り込まれることが多いと思います。
確かにすごく頭のいい人はいるように思いますが
それ以外の人は大差なくうまく勉強すれば、
上手に教えてもらえばほとんど差は出ないように思います。