気がついたらもう9月ですが、先月の28日でついに40歳になりました。全く実感がないですが、twitterなどでも沢山のお祝いメッセージ、ありがとうございました!


誕生日は、メインマシンのMacが何やらおかしくなり、あたふたしている間に過ぎてしまいました。
節目の年に、今までのことをリセットしてやり直せ、と神様が言ってるんじゃなかろうか、と思ったのですが、なんとか復活。元のデータはほぼなくならずにすんだので一安心です。

それにしても、もはやコンピュータのない生活は考えられなくなってしまいました。
2、3日twitterでの書き込みをしなかったら、「大丈夫?」と電話があるほど。
ご心配かけてすみませんが、僕は時々自分の体まで無線LANに繋がっているような気分になるので、たまに抜け出して遊びに行くのです。

今年は「uncle-jam」を始めた事もあって、まさに再スタートの気分。
何年か前から感じていたことが現実になるまでにはタイムラグがありましたが、相次ぐ大型レコード店の閉店や、CDの売り上げ枚数という基準も崩壊、音楽をとりまく状況の変化はますます加速しているような気がします。今までの音楽業界のシステムのあり方は、もうそろそろ終わりが見えつつある状況と言っても良いでしょう。そんな中、新しいユニットでの船出は、自分を変化の中に放り込む絶好の機会です。

これからどうなるのかはわかりませんが、アーティストの音楽活動を「旅」に例えるなら、たぶんいろんな選択肢が増えていくんだろうと思います。
そう考えると、今までの僕が仕事として経験してきた旅は、結局は飛行機や大型客船に乗って量とスピード、そしてその距離を競うようなものがほとんどだったのかも知れません。
旅に出るためには、まず切符を手に入れなければいけなかったし、その切符はえらく高価だったり、簡単には手に入りにくいものでした。

uncle-jamは敢えて自転車か、はたまた手漕ぎボートのようなものに二人で乗り込んでやっと進み始めたばかりですが、これもひとつの選択肢である事には違いないと思います。スピードも出ないしやたら疲れるけど、そのぶん、きっと今まで経験した事のない景色や人、物語に出会える予感がしています。


最近ファンになって、ヒマがあれば読んでいる小路幸也さんの作品のひとつ「僕たちの旅の話をしよう」
僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)/小路 幸也

¥580
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それぞれ異なる家庭環境や特技を持つ少年少女が偶然出会い、様々な状況を克服しながら、出会いのきっかけになった女の子の住む山奥の家を訪れる旅をするという話(ものすごく簡単に言えば)なんですが、この本に出てくる小学生たちと同じような気分で旅が出来たら素敵だと思います。

著者の小路幸也さんとの出会いも、旅の途中での素敵な縁。誕生日にtwitterでお祝いメッセージまで頂いてとてもうれしかった!

そして、ついに伊藤銀次さんのオフィシャルブログ、「サンデー銀次」が開設されました!ブックマークをよろしくお願いします。そろそろuncle-jamの次のライブなどの企画も立ち上がっているので、近日中にお知らせ出来る予定です。お楽しみに!