私が物理的に一番大切にしているものがあるならば、それを捨ててしまおう。
但し断っておくが、これは私に向けた言葉であり、あなたへの言葉ではない。
たとえばお気に入りのシャツだとか。
それを失うことで、幾らか不幸になってしまうほど大切なものがあるとしたら、そういうものから順に捨ててしまった方が自分に磨きがかかる様な気がするのだ。
モノに執着して、それを紛失し、落胆するための理由を所有する意向など私にはないのだ。
モノを失っても尚、失う前と変わらずハッピーで居られる私を目指して居たい。
かつて最高の宝物を失った日の悲しみを、私は決して忘れてることが出来ずにいる。
そんな執念と訣別したいのだ。
いまだってこの様に、今日着ようと思っていたお気に入りのシャツをどこに仕舞ったか失念してしまい、服棚をあさっていたところだ。
これが続く限り、どんなときであろうと落ち着き尽くした自分になどなれない。
或いは私は、それほど落ち着き尽くした自分を目指してなどいないのかも知れない。
そもそも私は本当にそんなことばかり考えているのだろうか…
あれ?
何の話をしていたのでしたっけ?
まずはシャツを着て、上着を着て、出かけなくてはね。
なんだかよくわかりませんが新しい週、皆様よい時間をお過ごしください。