4月8日 支笏湖カヌー散歩 | ☆ 占い師・画家…人間のようなもの ☆

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画家・伝説の魔術師☆ 相馬 英樹 の愉快な毎日♪

4月8日、時間と天候に恵まれたので、久々に支笏湖へ行ってきました。

ポロピナイに着きカヌーを組み立てていると、いつも見掛けるサイズよりやや小さめのカナディアンカヤックを漕いでいた青年が歩いて来て、挨拶を交わしました。

『この艇なら遠くへ行けそうですね。』と青年が話を続けてくれたので、組み立てながら少し話しました。

青年のカヤックはカナディアンカヤックなので、僕の艇の様に遠くへツーリングするのには向いておらず、たまに支笏湖へ景色を楽しみに来るのだそうです。



艇が組みあがり、水や荷物を取りに車へ行くと、私の車の横で湖を眺めていた初老の男性が『釣りですか?』と、話し掛けてくれたので、『いいえ、まだ禁漁なので、今日は湖上散策に来ただけです。』と、少し話しました。

『どこまで行くのですか?』と訊かれ、どこまで行くのかまだ決めてなかったことに気付き『今日はオコタンまで行ってみようと思ってます。』と答えると同時に、行き先をオコタンに決定しました。

『風が強いので、気を付けていってらっしゃい。』と見送ってくれました。



湖上へ漕ぎ出し、ポロピナイを後にします。

東岸の風不死岳が青空に映えて美しく聳えています。

20分ほど漕ぐと、丸駒温泉が見えて来ます。

冷たい空気を味わいつつ、ゆっくりと近付いてくる春を感じながら、丸駒温泉の岸沿いを通り抜けます。

初老の男性が言っていたように、少し風が強く、丸駒温泉を過ぎた辺りから波も強くなって来たので、あまり沖へ出ずに岸辺を漕行します。

西岸や東岸に比べて、南の美笛方面の方が残雪が多い様です。

岸には倒木があり、写真だと水面の光が反射して上手く写す事ができませんでしたが、岸辺でカヌーを漕いでいると、透明度の高い支笏湖では目測10メートル程の湖底に沈木が折り重なって居るのを確認する事が出来ます。

岸の岩に、水面の光が反射して、美しく揺れています。

ポロピナイ出発からここまで、およそ一時間、あの岬を抜けて湾の様に窪んだ湖上を15分ほど漕ぐと、オコタン野営場跡に到着です。

下の写真、中央よりやや左側に美笛キャンプ場があります。

写真だと、そんなに遠くは見えませんが、天候や風向きなど条件の良い時でも、私のカヌーで、ここから更に1時間は掛かります。


岬を抜けると、見えて来ましたよ。

下の写真、中央よりやや右側の、白っぽくみえる陸地が、今日の目的地のオコタン野営場跡です。

かつては沢山の釣り船で賑わったであろう船着場と、桟橋です。

そして、廃病院跡に建てられた、かつてのオコタン野営場管理棟が見えてきます。
廃墟とは言え、私有の建造物敷地なので上陸せず、湖にオコタン川が流れ込む河口まで漕ぐことにします。

ここに来る度に思うのですが、私は湖に小川が流れ込む、こういう景色が好きで、特にこのオコタン川河口は大のお気に入りなのです。


川の南の湖岸に着岸して、河原を散歩します。

遠くで鹿や野鳥の声はきこえるものの、雪解けで増水した水が引いた後なので、動物の足跡などを確認する事は出来ませんでしたが…
きっと、この河原にも早朝や夜には、ヒグマやエゾシカも頻繁に訪れることでしょう。




小一時間ほど河原で寛ぎ、帰路に向かいます。

少し風も和らいできたので、沖を漕行します。

岬付近は来た時と比べて幾分、波が穏やかでしたが、湖の天気は変わりやすいので油断は禁物です。

案の定、岬を出る頃には風も波も強くなって来ました。

丸駒温泉に差し掛かると、次第に波が荒くなって来ました。


出発点のポロピナイまで荒波が続き、結局、往復の漕行時間は4時間ほど掛かってしまいました。

下の動画は、強風と荒波で危険なので短い時間ですが、この時の平均的な湖面の様子です。


次は美笛キャンプ場まで行ってみようと思ってます。


波が少し落ち着くのを待って、上陸しようと思います。

恵庭岳に陽も暮れかけ、波が静かになって来ました。

携帯電話を確認すると、『サロンにお客様が来てるよ。』と、妻からのメールがありました。

急いで着岸して艇を片付け、家へ帰りました。


お土産にと、お客様から、エゾシカのカルパスを頂きました。

柔らかくて美味しかったぁ~

ありがとうございますm(..)m