先日、苫小牧から自宅サロンに、Eさん親子とYさんの3名が
僕のタロットリーディングと天命点描絵、
そして妻のアロマタッチ講座&施術を受けに来てくださいました。
先日FBで連絡を取り合って居ましたら、有り難い事に、Eさんから
『苫小牧で夜通し呑みましょう!』とのお誘いを頂きました。
辞書に『社交辞令』と言う言葉を持たない とぼけた私は
あえて『空気を読む』という無駄を省き、人の迷惑を省みること無く
『では、いつにしましょうか…』と、Eさんに問い合わせたのでした。
そんな訳で、FBメッセージでのやり取りで打ち合わせた上で
出来上がった天命点描絵と、リーディングの書類を持って、
10月4日の日暮れの道を、天命点描絵の解説を兼ねて、
妻と、苫小牧に泊まりで遊びにに行く事に相成りました。
せっかく苫小牧に行くついでに、翌5日も、苫小牧さくらぎ笑楽好で、
場所をお借りしてセッション会を開くことにしました。
会場を借りる為、さくらぎ笑楽好に問い合わせたところ…
さくらぎ笑楽好の主である好調より
『どうせだったら、懇親会もやろうよ!』
という有り難い申し出を頂いたので、セッション会終了後に
同会場で、宴会を開催する事になりました。
苫小牧へ向かう道中、イタリアンジェラートの(果林樹)でお馴染みの
酒屋、仙丸さんで『貴(ひやおろし)』を購入し、
支笏湖線を苫小牧方面へと向かいました。
途中、正面衝突事故直後の現場に遭遇したり
森の中から鹿が飛び出してきたり、エゾリスが目の前の道路を横断したりして、ちょっとビビりましたが…
漆黒の闇と静寂に包まれた、樽前登山道へ抜ける道~苫小牧へ抜けて
無事、苫小牧に到着しました。
お土産に、お菓子の家ポム・メリイさんでケーキを購入し、Eさん宅に到着。
おでんや散らし寿司、たらこスパゲティー
たこサラダ・かぼちゃサラダ・きんぴら牛蒡などなど
様々な食材を使用してEさんが作ってくれた、美味しい料理を肴に
ゑビスビールやワイン・持参した日本酒などを堪能しつつ、
自然な流れで、アルコール・リーディング・セッション会と成ります。
皆様方の、泣いたり笑ったり…様々な表情の中で
疲れの自覚もないままに…気が付けばAM5:00
すっかり空が明るくなってきたところで、川の字になって就寝したのです。
昼近くに目覚め、かの有名な『マルトマ食堂』に皆で行く事にしました。
マルトマ食堂は、苫小牧を訪れた著名人や政治家などの、訪問時の写真やサインが
壁と言う壁に、ビッシリと貼り付けられた店内が印象的で…
港町の大衆食堂ならではのイイ感じの雰囲気を醸し出しており…
何と言ったら良いか…
市場のごちゃごちゃした様な雰囲気に似た雑な様相
そんな中を、観光客と地元の住民が、ごっちゃになって
ホッキカレーに舌鼓を打つ様子が
5~6年前から、頻繁にテレビや雑誌などで紹介されて居たので、
『こんなに沢山の著名人が訪れるのだから、きっと味も雰囲気も良い店なのだろう。』
と、非常に気になっていました。
以前、苫小牧のカフェで出店した折、定休日とは知らず
日曜日にこの店を訪問してしまい、ほんの少し落胆した事がありました。
今日は土曜日。
余程の事がない限り営業しているはずです。
期待に胸を膨らませながら港へ向かって軽自動車を走らせて行くと、
写真は撮りませんでしたが…行列の人だかりが見えて来ました。
颯爽と駐車場に参上し、軽自動車を停車させると
素早く行列に並び、皆でお喋りしながら待ちます。
御存知ある方もいらっしゃるかとは思いますが
苫小牧の名物といえば、ホッキ貝という名前の二枚貝が特に有名でございます。
並びながらメニューを眺めてみると、いつかテレビで見た『ホッキカレー』
をはじめ、沢山のホッキメニューの名が記されています。
店内を見渡すと、ホッキカレーや海鮮丼とそれぞれ思い思いの品を堪能しているようです。
一目で大将とわかる小柄なおじさんが、倉庫から食材を運ぶ際に、行列の横を通り抜けざまに
何か言いたげに、失速するなり突然立ち止まり…
キラキラと輝く瞳で、列に並ぶ我々を一瞥したあと
とても小さな人差し指で、玄関前にラップを掛けて陳列された『まるとま丼(実物)』を指し
『今日はいつもは千八百円のまるとま丼が千二百円!これはトクだよ~!』
と小さな甲高い声で威勢よくボソリと言うので…
余りに完成度の高い大将のキャラクターに、ちょっとビックリしながらも、
席に案内された私達は、4人とも大将オススメの『まるとま丼』を注文したのでした。
配膳担当のスタッフが、同行したEさんの友人と言うこともあり、たこサラダと漬物の小鉢をサービスしてくれました。
まるとま丼が、どの様な丼かというと
ホッカイシマエビ・サーモン・マグロ・鯛
大葉に乗せられたウニ・イクラ、そしてホッキ貝が盛られており
秋刀魚フライが載せられている事を除けば、基本的に見た目は普通の海鮮丼です。
食べてみると…
やっぱり普通の海鮮丼です。
Eさん宅を出る前に食べたパンによって、パンパンに膨れた腹を、やや悔やみつつ…
なかなか美味しいので、満足です。
まるとま丼、オススメです。
さくらぎ笑楽好に着くと…!?…誰も居ません。
これは一体どういうことなのでしょう!!!!
しかし、あとから思い返してみれば…それは想定出来た筈の状況なのです。
さくらぎ笑楽好オーナーの、好調と妻の貞子さんは、夕方まで、札幌で行われる講演会に参加しており
私達は既にその事を聞いて知っており、鍵を預かって居たのです!
妻のアロマタッチの施術を受けに来た、NさんやKさんとお喋りしながら
Yさんの紹介でタロットリーディングを御予約下さった方の、到着を待ちます。
やがて…
好調と貞子さん、そしてちょっと前から
さくらぎ笑楽好に滞在中の
広島県から来たアーティスト、窪川原さんが到着しました。
『予約のお客さんはまだ来ないのかい?』
いかにも、
どういう訳か、セッション予約を頂いた方は、まだ到着しません…
これは一体どういうことなのでしょう!!!!
その疑問は…部屋の隅の、天井付近に掛けられた時計を見上げる、僕の何気ない仕草によって、
解決の糸口へと、辿り着いたのです。
なんと!
まだ予約頂いた時間に、達していないのです。
そうして、辞書に『抵抗』という言葉を持たない私は…
好調の『一杯ぐらいだったら大丈夫でしょ。』という言葉に抵抗する事もなく
サッポロクラシックを3杯と、純米酒のコップ酒を2杯ほど頂いたのでした。
間もなくセッションルームへと場所を移動してセッションを開始する訳ですが…繋がる!繋がる!
ただでさえ繋がるのが仕事なのに、それはもうこの上ない繋がり様なのです。
これまで、それは人間的にだらしなく…失礼な行為なのではないかと言う根拠のない思い込みの為、
アルコールを摂取しながらのセッションは、極力控えておりましたが…
実はそうした方が、より良いセッションが出来るという…
こういった事実も知っておいて貰えると、より充実したセッションを、受けて頂けるのではないかと思う訳でございます。
まあそんな訳で…セッションも終わり、本格的に宴会に参加する為に下界へ行きましたところ…
好調・貞子さん・窪川原さん・小松さん夫妻・池田さん夫妻・幸江さん・真奈美さん・かおるさん・私と妻
トランペット奏者の吉田さん、計13人の方が、貞子さんの作ってくれた、おでんやラーメンサラダ・鮭いくら御飯・
他にも色んな御馳走を肴に、思い思いの思いを語り、夢を語り、気が付けばアッという間に日を跨ぎ
楽しい宴の一時を過ごしたのでした。
帰り道…
樽前登山道の周りに、ビッシリと登山者の車が並んでいます。
私はそんな事はお構いなしに、良い気分になって森の中を軽自動車で軽快に走って行きます。
何故なら、朝から何も食べておらず、お腹が空いて居るからです。
質の良い色と空間を求め、札幌大通に着きましたが、もうその頃にはお腹が空きすぎて
何が食べたいのか解りません。
妻が、前回大通近辺に来た際に、行列の長さに諦めたスープカレー店の事を思い出し、
そこへ行ってみることにしました。
スープカレーGARAKU
札幌に美味しいと評判のスープカレー店は数有れど…
なかなかコレ!と言ったスープカレー店に出逢うことはありません。
僕がコレまで食べたスープカレーの中で最も記憶に残る美味しさのものは…
今から20年くらい前に、札幌最古のビアホール『米風亭』で出されていた『タイ風カレー』です。
白く透き通ったスープに香草とスパイスが、複雑なコントラストを奏でる、加減によっては
辛くて塩気の多い石鹸水の様になってしまうかならないかの…不思議で強力なクセを持つ変な味
恐らく、普通の日本人には理解出来ない味だったのでしょう。
次に米風亭を訪れた時にはボツになってました。
さて、スープカレーGARAKUでは
連日の宴会で疲れ果て、サッパリしたものが食べたかったので、2人とも肉の入っていない
野菜がたっぷり入ったメニューを、オーダーします。
辛さは1番~5番までですが、辛口以上の激しい辛さを求める場合
別途料金は掛かりますが、6番以上の辛さにする事も出来ます。
6~19番はピッキーヌ入りで+¥100
20~40番はピッキーヌとハバネロ入りで+¥200です。
妻は3番、僕はそこそこ辛い物が食べたかったので19番を注文します。
僕の好きな、石鹸水の様な危ないクセはないものの…
微妙に複雑な調合のスパイスが織り成す不思議な世界観と違和感、
しっかりした野菜の雑味が奏でる微妙な不協和音が絶妙に不快で、クセになる味です。
味・店の雰囲気ともに…久々に、此処なら行列に並んででも良いと思える確率の低い部類に属する出逢いでした。
今日は昼過ぎから夕方までに仕事を片付けてから、友人と遊びに行く約束があり
明日も友人と呑みに行く約束があります。
明後日は…千歳でイベント出店します。
車でその日のうちに帰って来なければ成らないので、残念ながらアルコールセッションの繋がりを
披露することは出来ませんが…
受けて下さった方が、今日より更に幸せな明日に出会える、最高のセッションを提供させて頂きます。