人は多くの場合、他人のことは気になるけれど、
自分の事は、あまり見えていないものです。
良い意味でも、悪い意味でも。
鏡に映った自分の顔を見ているときよりも
他人の顔を見ていることの方が多いのですから
仕方がないかもしれません。
そして、物理的にすら
鏡やスクリーンなどの、2次元的媒体を通さずに
他人を視るのと同じようには、
本当の自分の顔を見ることは出来ません。
己の立ち振る舞いに捉われることなく、外側に向けて
時に憐れみ
時に憎しみを抱き
時に愛し慈しむ
人というものは、何と美しく
何と可愛げのある存在なのでしょうか…

水の女王は、水の中の水
つまり『受容の中の受容』を表します。
水のベールの向こうから、何も言わずじっと見守ります。
しかし
母性を現す鴇が佇み、愛の象徴である蓮の浮かぶその水面に
映る女王の顔は波紋によってかき消され
巻貝の中から
危機や不幸の予測を表わすザリガニが這い出して居ますが、
女王はその事に気を取られて居ません。
自分の身を護る事よりも愛する事を選んだのです。
あなたは
周囲に対する愛情や気配りで精一杯になって
自分に対しての愛情が、厳かになっては居ませんか?
誰だって人の喜ぶ顔を見ると、悪い気はしないし
誰かが悲しむ姿を見ていると、心が痛みます。
誰かに対して
自分に何か出来る事はないだろうか…
何か与えられる物はないだろうかと
思ってしまうのが、人の美しさであり、人情です。
だからと言って手を差し伸べてしまっては
可能性の芽を摘み取ってしまう事にもなりかねません。
この女王のように
物言わず、ベールの向こうからじっと見守り、祈りを捧げる。
そんな人に、なりたいですね。
2013年 2月13日 相馬 英樹
昨日は町内のパートナーシップ排雪の日で
家の周りを、沢山のダンプや重機が往来していました。
臆病な僕にはちょっと
恐いので、何処へも行かず家で曼荼羅を描いていました。

先週土曜日に、苫小牧さくらぎ笑楽好で曼陀羅教室を開いてから
僕自身が曼陀羅にハマってしまいました。
http://ameblo.jp/hideki-chapter2/entry-11466638400.html

だからと言って、他にも沢山やる事があるわけなんですが…
今日は、自宅サロンで一昨日ご注文頂いた帆炉壁破~の作成を
やろうと思ってます。
『帆炉壁破~+α』 大好評!申込み受付中です。
