流れに乗るぞ。 | ☆ 占い師・画家…人間のようなもの ☆

☆ 占い師・画家…人間のようなもの ☆

画家・伝説の魔術師☆ 相馬 英樹 の愉快な毎日♪

(運命などの)『流れに乗る』と言うのは、

『在りのままの存在』としての自分の身に降りかかる時間の流れに逆らうのではなく

『在りのままの存在』としての自分に降りかかって来る時間の流れを

『在りのままの存在』としての自分が、嘘偽りなく求めるがままに

降りかかって来る時間の流れの中で、身を委ねる事を示します。


$スピリチュアルライフ…相馬 英樹 の優雅な世界☆


私は、病気をしたのを切っ掛けに、たまたま運の良いことに

かつて、全国を股に架ける大手飲食チェーン店、数社の創立者達と知り合い

長時間に亘ってお話を伺う機会がありました。




今となっては…誠にお恥ずかしい話なのですが

どんな人に対してでも、驕る事もなく

謙虚にも、まるで慣れ親しんだ友人に話しているかの様に接する彼らに対して

調子に乗った私は、『何を以って成功したのか?』という稚拙な設問を問うたのでした。




色々な話を続ける中で

彼らは口々に、こんな事を言うのです。




『一生懸命に働いてちゃダメだよ。』

『生きる為に必死に頑張っている内は、何一つ上手く行かなかったね。』と言うのです。




僕は、初めて聞く彼らのアドバイスをどう解釈するべきなのか

少しばかり悩んで居ました。




神様は僕達が悩んでいる姿が見たくて、僕達『人間』を作ったんじゃないって事だよ。

…『笑う門に福は来るんだよ、心からの笑顔が何よりの成功の秘訣だ。』と。




私には何の事やらさっぱり解らず、『それは、解り易く言うと、どういう事ですか?』

と、設問を続けましたところ




お金に困っている人が、自分が生きていく為に、お金を稼ぐにはどうしたら良いかと…

必死になって頭を捻ったところで、思いつくアイデアなんていうのは

どれも人の役に立ちそうにない、悪い事ばかりなんだよ。




他人に雇われて、毎日、朝から晩まで汗水垂らして働いてるにも関わらず

住んでるアパートの家賃を滞納してでも、手元にあるお金を出し渋りでもしなきゃ

家族の食費も賄えない様なね。




僕らだって最初は…

精一杯生きる為に働いてても

自分が充分に人生を楽しむだけの稼ぎも見込めない様な人だったんだよ。




あの頃の僕みたいに、そんなに困ってる人が、今僕たちがやってる飲食店業みたいに

『自分以外の人が楽しむ様な事がしたい!』と思ったところで

上手くなんか行くわけがないだろう?




で、僕が今の会社を作った理由は…こういう事に気付いたって事なんだ。

『自分がやりたい仕事を出来る環境は、自分でしか作れない。』って事。




たとえばあんたには、会社でやってる仕事以外に

仮に自分が会社を経営するとしたなら、絶対にやってみたい!

と、心から思える事とか、

或いは今時点で、勤めてる会社に勤めながらでも、伸ばせる才能や特技なんかはあるかい?




『絵を描けます。』

『あと、占いなんかも出来ます。』




あんたは、それをやってる時と今の会社勤めと、どっちが好きなんだい?




『そりゃあ、絵を描いたり占いしたりで食って行けるのなら…』




それなら、あんたは僕と同じだよ。




将来は会社勤めなんかじゃなく、自分の力で

本当に自分がやりたい事を見付けて事業を立ち上げるといいよ。





だから、今勤めてる会社なんか辞めて、自分が本当にやりたい事をやってごらんよ。

…って言ったって家族は居るし車のローンは残ってるし、無理だと思うでしょう?




僕たちはね、勇気を振り絞ってそれをやっただけなんだよ。




家賃だって、それまでに購入した車や電化製品のローンだって滞納したし

借金取りに追われて逃げたり隠れたりもしたよ。




あんたは借金取りに追われた事なんかないだろう?




でも僕は、その状況を自分の未来の為に必要な時間の投資だと思ってね。




ただ、あんたと違うところがあるとしたら…

その頃の僕には特技もなかったし

やりたい事が何なのかさえ良く解ってなかったからね(笑)




それでも精一杯、自分の未来の為に必要な時間の投資なわけだから…

それこそ

死んででも自分が本当にやりたい事を探す時間にあてたんだ。




あんたが絵を描けるのなら、そして、絵にしても占いにしても

『自分以外の人が楽しむ為に何かしたい!』と本当に心から思ってるのなら




明日から、会社から帰って来て一息ついたら

ひとつで良いから自分が将来やりたい事に結び付く様なことをやってごらん。

どんな事だって良いんだ。




会社でやってる事より自分らしい事をやるんだよ。

たとえば、占いがしたきゃ、誰か友人にでもクライアント役になって貰って

占わせてもらうと良いよ。




今日は絵を描こうと決めたら、一枚でも絵を描いてみると良いよ。

自分が本当に描きたい物…




もしかしたら

いつか、絵を描く事にも占いをする事にも、興味がなくなる時が来るかもしれない。

そしたらまた、その時点でやりたいと思うことを探せば良いだけなんだ。




将来どうなるかなんて考えないで、今あんたがやりたいと思うことを

常にやる事だよ。




人として愛があって、志さえしっかりしたものがあるなら

自分の人生は自分が作ったものが一番、シックリ来るように出来てるんだ。




あなたがここに来て、僕とこういう話をしてるって言う事に

どんな意味があるかなんて僕にはわからないけど

話せて嬉しかったよ。




あれから20年。




僕はいつだって、自分の力ではどうにも出来ない様な

ひとつの課題を、命からがら抜け出したところで

更に難しくなった課題に出くわすという

ちょっとした挫折スパイラルの中に居たように思う。




実は僕は今、新たなる挫折っぽいものを目の当たりにして居る。




彼らと出逢ったのは今から20年前。

僕が体を壊して、内科の病棟に入院したとき。




あの頃は既に現役を引退して、自分が創立した会社を若者に手渡した後だったから

彼らが今でも生きているのかどうかは解らない。




あの頃、成人になりたてだった僕も

特に何もしないままに、もうすぐ44歳になる。





セラピストという職業柄、弱音を吐けば生活に響く、という

弱音を吐いちゃいけない世界で生きて居る。





しかし

さっきも話した様に





今、新たなる挫折っぽいものを目の当たりにして居る。




その中で毎日を存分に味わい、いつも幸せを噛み締めて居る。




来るなら来い!




ん?




なんだ、もう来てるのか…




よし!




流れに乗るぞ!




でも




SOS!っと書いてみるww








2013年1月30日(水曜日)