今日はあまりにも気持ちの良さそうな天気だったので…
近場では有りますが、『たまには妻と二人で森林浴などしたい。』と、急に思い立ち
滝野すずらん丘陵公園へ行き、森林浴をして来ました。
☆~滝野すずらん丘陵公園オフィシャルウェブサイト~☆
滝野すずらん丘陵公園は、その名の通り札幌市南区滝野にある丘陵公園である訳ですが…
市民の癒しの場として親しまれている『あしりべつの滝』など、数多くの滝をはじめ、野外炊事コーナーやバーベキューコーナー、釣り堀りや遊具アトラクション、ヨーロッパ庭園風のお花畑など、様々な施設が複合された広大な公園で、冬にはスキー場、タイヤチューブで回転しながら滑降するボブスレーコースなどが無料開放される(駐車場・スキー場でのリフトは有料)など、手軽に遊べる、とても素敵な施設です。
今回は残暑と言うこともあり、滝でマイナスイオンを浴びながら森林浴を楽しむ事にしました。
まず最初は、公園入り口の駐車場料金所第一駐車場から第2駐車場へと伸びる陸橋を跨ぐ主要道から南側へ反れた涼しい林の中に整備された遊歩道を歩き、『白帆の滝』へと向かいました。
背丈の高い雑木林…木々の隙間から時折差し込む木漏れ日の中、歩いて行くと、間もなく突き当たりに切り立った岩肌が姿を現します。
静寂の中、穏やかに…優しく滝壺に滑り込む、冷たい水音。
夏の名残に火照った体を癒してくれます。
ふと、道の途中で視線を感じて振り返ると…
木の精霊が…こちらを じっと見守って居ました。
次に公園の中心寄りに位置する売店の自販機でお茶を買い、売店横のジンギスカンコーナーのベンチに腰掛け、愛犬を連れて…まるで少年と少女の様に、はしゃぎながら川遊びをする老夫婦を眺めつつ…
来る途中に、セブンイレブンで買って来たおにぎりセットを食べ『あしりべつの滝』へと向かいます。
木々を掻き分ける様に切り開かれた道の脇には、苔生し愉快な形をした木の幹が僕を楽しませてくれます。
やがて滝の麓に架かる赤い橋が見えて来ました。
安全確保の為、立ち入り禁止と書かれた柵が設けられており、昔の様に橋の向こうへ行く事は出来ませんでしたが…
滝壺には、厚別川の豊富な水量の清流が、激しく勢い良く叩き付けて居るのが分かります。
木に絡まる蔦や苔を眺めつつ、来た道を戻ります。
仙人であり、初老の私(?)には、魅力的に響くネーミングに魅かれて『不老の滝』へと向かいます。
途中には、コロポックルの様な『森の小さな人』の住処であろうと思われる、とても小さな丸太小屋もあり、
『いつか逢えると良い。』と思いつつ…奥地へ。
日陰に部分的に差し込んだ木漏れ日に照らされて、赤とんぼが『もうすぐ秋がやってきますよ~』と僕に語り掛けます。
やがて道の行き着いた先に滝らしい岩肌は見えて来ましたが、かの『八垂別の滝』よりも遥かに水量は少なく、恐らく人生の中で出会うであろう数々の滝の中でも最もションボリとしたものに分類される感じの滝であった。
まあしかし、物は捉え様。
それはそれでまた違った意味で『趣のある滝』と捉えることも出来よう。
そんなことよりも道の行き止まりの横にあったピラミッド型に割れた岩の存在感に圧倒され満足して愛車を停めた第二駐車場へと向かう。
夏の終わり…森の風景を満喫しつつ…
~☆ 相馬 仙命 ☆~