こんにちは、秀花です![]()
そんな「弁当」で思い出す、忘れられない出来事があります。
私達家族は、2006年5月22日に渡英しました。
長男は、数週間後の6月中旬からレセプションクラス(日本でいう幼稚園年長+小学校1年生の準備段階)に通い始めました。
当時は特に深く考えず、日本にいた頃と同じような日本風のお弁当を持たせていたのですが、レセプションクラスに通い始めて数日後、長男がごはんだけを残して帰ってきたのです。
そして、「お弁当、持っていきたくない」と言い出しました。
「何故?」と聞くと
「キャットフードの臭いがする」と言われたと。。。
えっ?!
原因は、ふりかけに入っていた鰹節の匂いでした。
ふりかけを知らないイギリス人の子どもにとっては、それが“キャットフードの匂い”に感じられたようなのです。
これは本当にショックでした。
悲しい気持ちになったのを、今でも覚えています。
入学したばかりで、当時5歳だった長男は、まだ友達もできておらず、英語も十分に話せない状況。
そんな長男の気持ちを思うと、本当に胸が痛みました。
本当に、子どもって時に容赦なくキツいことを言いますよね。
日本に住んでいた頃は、比較的インターナショナルな地域に住んでいました。
1年間だけ通った日本の幼稚園にも外国人の子どもが多く、我が子のようにハーフの子も珍しくありませんでした。
近所にも外国人家族が住んでいて、長男の親友は韓国人の男の子。
お友達のお弁当や、遊びに行った先でごちそうになった各国の料理など、さまざまな文化や食に自然と触れてきました。
そんな環境にいたので、
「お弁当がキャットフードの臭いがする」
と言われるなんて、まったくの想定外。
私の住む地域は、ド田舎ですので、99%白人なのですよ。
長男が通っていた小学校では、アジア人は長男ひとり(半分イギリス人ですけどね)。
他は全員白人の子どもたちでした。
次男が入学して、ようやくアジア人が2人になったくらいです。
そして、白人の保護者に混じって、ポツーンと私、100%アジア人。
あとから担任の先生に聞いた話では
「日本から日本人の転校生がやってくる!」
ってちょっとした話題にもなったみたいですし。
ほら、日本の田舎の日本人ばかりの小学校に、ある日突然外国人の子が転校してきて、ちょっと珍しがられるみたいな。
そういったことってありますでしょ。
そういう感じですね。
まさにその逆バージョンで、白人オンリーの小学校に、日本から来た(半分アジア人)子が、見慣れないものを食べている。
「何食ってんの?」くらいの軽いノリで、近くにいたガキが言ったようです。
今思い出しても、やっぱり腹が立つな。
この出来事をきっかけに、長男が学校に持っていくお弁当はサンドイッチになりました。
転校したばかりで、まだ小さかった長男。
「みんなと同じがいい」
「一人だけ違うのは嫌」
そんな切ない子ども心を思うと、胸がぎゅっとなりました。
ちなみに、イギリスの小学生の定番お弁当は
サンドイッチ
(小さい子にはヌテラやジャムが人気)
フルーツ少々、または野菜少々
(人参、きゅうり、ミニトマトが定番)
小さなヨーグルト
Babybel や Dunkers などのチーズ系スナック
クリスプス(ポテトチップス)またはチョコレートバー
スクワッシュ(水で割って飲むフルーツ味の飲み物)または水
と大体がこんな感じ。
クリスプスやチョコレートバーは入れたくなかったのですが、
「みんな持ってきてるから」
という理由で、たまに入れていました。
学年が上がって(Year4, 5くらい)くると、周りの目をあまり気にしなくなり、ときどきおにぎりを持っていくようになりました。
給食もあったのですが、長男は何度か試したものの気に入らず、結局毎日お弁当持参。
当時の給食メニューを思い出すと、
メイン:フィッシュフィンガー、ピザ、ソーセージ、パスタ、チキン
サイド:ベイクドビーンズ、ポテト、チップス、グリーンピース、茹で野菜、フルーツ
そして必ずデザート付き
これらが日替わりで提供される、そんな感じのメニューだったと思います。
とにかく、給食も不健康なものが多いのですよ。
特に、茹で野菜は茹ですぎて、人参はとっても柔らかく、グリーンピースは鮮やかな緑ではなく、くすんだ色になるほど茹でてあるのです。
今の小学校の給食って、少しはマシになったのでしょうか?
次男が入学したときは、初日から迷わずサンドイッチ。
同じ過ちは繰り返しませんでしたよっ!
そんなわけで、イギリス小学児童の弁当について学んだ出来事でした。
ちなみに長男は、ブリストル空港からエディンバラへ向かう際、セキュリティでおにぎりを見た係員から
「これは何だ?」
と聞かれたことがありました。
そのとき長男は、
「ライスボールです!」
と堂々と答えたそうです。
「オッケー、行っていいぞ!」
そう言われて、おにぎり持ち込みOKな時代になったことを、なんだかとても嬉しく感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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