立春が過ぎ寒い日が続きます。

 

時に、明るい日差しに心がウキウキします。寒いのに春めいた光は、目が見逃しません。北の高緯度地域のロシアでは、薄暗い陰鬱な冬から日脚が伸びて明るくなる時期を、光の春と呼ぶようになりました。

 

日本でも、雲が厚い冬の空模様から明るい太陽が垣間見えた際には、春の訪れを目に感じます。

 

音の春は、雪崩の音、雪が溶けて屋根から落ちる音、鳥のさえずりなどが聴こえると、春を感じます。

 

気温が暖かくなればコートを脱ぎ気持ちは春。

 

2月はまだまだ寒の戻りを繰り返し、何度も裏切られながらの春待ちです。春一番が吹き、季節は風気になりました。

 

厄介な、花粉症の季節が重なります。光の春と、音の春を五感で感じながら、花咲く暖かい春が健やかでありますように。