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「路地裏のニ・ニ六」伊吹亜門



「路地裏のニ・ニ六」伊吹亜門 PHP研究所

読書感想文、未投稿の本がまた増えてきてしまった😩

これは比較的最近、先月下旬に読了
初の作家さんです。「刀と傘」を借りようと思って図書館で探したら(貸出🆗📖のはずなのに)なぜか書棚に無くて
試しにこちらを借りてみました

面白かったです😊
主人公は、憲兵大尉・浪越破六(彼が主役の作品が他にもあるらしいです)
史実にフィクションを上手く取り入れた推理小説
ニ・ニ六事件が起きたのが1936年2月
その前年の1935年8月、軍務局長の永田鉄山少将を陸軍省内において歩兵中佐の相沢三郎が刺殺するという事件が起きていた

この事件から始まりニ・ニ六事件へと流れていく過程で起きる殺人事件や爆破テロなど実際に起きている事件を解明していく
実在する関係者達が登場するのでリアリティがあって面白いし、ニ・ニ六事件の阻止に向けて最後の最後まで動き回る浪越も主人公として魅力があった
当時の軍部の事や憲兵の置かれているポジションなど、あまり知らなかった事が分かるのも楽しめました

時代が昭和の始めというのもあり、事件現場での証拠の分析などは焦れったい
密室殺人のトリックは横溝正史?みたいに古臭い😝
登場人物の中に容姿端麗で最強!の殺人鬼がいるのだが、殺人の動機が緩く、登場場面も少なくてキャラクターが良さそうなだけにもったいないね

主人公の浪越は次作でもまた活躍するようなので落ち着いたら借りようと思います