「最後の一色 上下巻」和田竜 読了 | pyonpyon ブログ

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「最後の一色」和田竜




↓小学館に「最後の一色」サイトがあります
アニメ化されるのかしら?
詳しく出ています


『最後の一色』和田竜 |小学館 https://share.google/ER6qy0gM5eCn5rIjo


上下巻ですが夢中になって読みました

(それでも4日かかってしまった)


一色五郎17歳

丹後の守護大名の嫡男、長岡藤孝との戦で父の死の報を聞きその場で主となり出陣し鬼神のような戦いで長岡勢を恐怖に陥れる

知識も高く、体躯に恵まれた戦略家


長岡忠興(細川忠興)17歳

長岡藤孝の嫡男、美しいかんばせの内に激し過ぎる気性を持つ

討って出る思い切りと武将として力量もあり決断も早いが常に内に燃え盛る怒りで判断を誤る青年期の忠興は純粋すぎる心と燃え盛る闘志に揺れまくる

この激しい気性は誰にも抑えられない


戦上手な知将、長岡藤孝、一色五郎と忠興を合わせてはならないとの危惧を持っていたが

それを振り切り多くの長岡の兵士の屍を踏みつけながら自国へ兵を引く五郎を追う忠興


2人の闘いが始まる


主役の2人のキャラクター(特に一色五郎)も強烈で魅力的





忠興の人柄を評する時は必ず細川ガラシャが引き合いに出されるが本作では「玉」のままで

完全に脇役


登場人物(両家の重臣たち)がどの人も愛しい



一色家の真下梶之助と長岡家の米田助右衛門との繋がり
一色家一の家老、日置主殿介と少々小賢しい弟の日置小左衛門
小左衛門がちょいちょい余計なことを言う

一色家、ふぐり
芦屋千八(金八郎)、金川与藤(与蔵)2人の名前の由来とちょっとしたやり取りも無駄な文字数を使わずに映像が浮かびクスッと笑える

両家で浮きまくるが実はかなりの強かさをもつ
稲富(いなどめ)伊賀、気の利かない男だが鉄砲に精通

稲富伊賀に対しては一色家の方では気の利かなさに対して😮‍💨またかよ、みたいな扱いだが
忠興が最初からイッライラしまくる(笑)
愚図っなどと怒鳴り散らすが暖簾に腕押しの伊賀

米田父子はどちらもとてもいい
父の米田求政(もとまさ)は長岡家奉行であるが主の藤孝とは長い付き合い
足利義昭を興福寺から救出した時からの繋がりなので分かり合える仲で繋がりも深い
藤孝は私的に話す時は「米(こめ)さん」と呼ぶ腹心
米田求政の嫡男、米田助右衛門が可愛らしいキャラクターで、忠興の側近
あの気難しい忠興が一番大切に思っている家臣

戦場で戦った相手、一色家の真下梶之助にも気に入られている若者

物語の内容も感想も載せず人物紹介だけにしたのは、一色五郎という人物はこの時代の他の有名な武将に比べて情報がない分、とても面白い筋立てになっていて
この人がどうなるのか、などを載せてしまうと面白さが半減してしまう

戦略の立て方も双方容赦なく「The戦国武将」戦の場面は大迫力
笑えて、緊迫感もあり、感動もする会話劇

追記として、その後の登場人物について書かれている文章も良い

前作(かなり前過ぎる)の「村上海賊の娘」が娘が行儀悪すぎて😩好みじゃなかった

これは大満足の作品でした

大河ドラマもイケるんじゃないか?な見せ場も多いギュッと詰まった内容

信長の登場シーンなどは少ないけど強く印象に残るし、長岡家(細川家)が本能寺の変の直後からその後にどんな立場でどんな行動をしていたのか?など超面白かった!