「憤怒の人 母•佐藤愛子のカケラ」杉山響子 読了 | pyonpyon ブログ

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憤怒の人 母佐藤愛子のカケラ  杉山響子


2026年3月読了

この後にリクエストしていた作家の曽野綾子の老後から亡くなるまでの日常を息子の嫁•三浦暁子が綴った「思い出の曽野綾子」を読む予定になっていたので
そちらを読了してから感想文を書こうと思って置いていました

前半は老いて行く佐藤愛子の状態や行動をかなり赤裸々に書いています
親を介護した経験がある人なら「あぁ、今は、あんな感じね」と想像できるだけに

口が悪く、気の強い人で有名だった佐藤愛子が呆けて行く様子は
個人の姿をテレビで見たりエッセイを読んだりしていただけに、知らなくてもよかったと思う

なぜこうも赤裸々に書いたのだろう
どんなに賢くても最期は皆さんと同じなのです、とでも伝えたかったのか?

私は実母が呆けて行く様子を身内にも母の知人にも具体的には話してはいない
「あの○○さん(母)が、すっかりボケちゃってこんな事してるみたいよ」などと井戸端会議的に話される事は見栄っ張りでお洒落だった母の最期に汚す様で本人も意識があれば知られなくないだろうから箝口令を敷いた
姿も晒さない様に気を使った


後半からは母娘で暮らす中で、あの嵐のように激しい気性の母愛子に振り回される娘のエピソード
ここからは、面白いエピソードが多く、笑えます
シャンプーを怖がる娘に母も最初は「ノミさん、シラミさんバイバイ」と洗髪をしていたが
、短気で有名な佐藤愛子
娘が「ねえ、ノミさんシラミさんは何て言ってるの?」と繰り返し質問者するものだから、キレてしまい
「だから助けてーって流れて行くんだよ!さっきからそう言っているじゃないか、何べん同じこと言わすのよ!」とすごい剣幕で怒り、それをまた怖がってより泣いてしまう娘
「何が怖いのよ、頭洗うくらい」と火山噴火

このての火山噴火はよく起こっていたようで
小4のクリスマスに「何でサンタが来ないの?」をしつこく半べそで繰り返すと
「大人になったって事でしょうよ」
「小学4年生は大人じゃないよ😭」
🌋「知らんよっ、サンタは大人だと思ったんだろうよ、しつこいねっ!💢」

他人なら笑えるけど自分のことだったらと思うと怖くて悲しいわね(笑)

口の悪さは有名だった佐藤愛子
北海道の例の曰く付き👻の別荘での日常では
昼過ぎに散歩には出て近所をウロウロするのが日課
「○○さんとこの犬は何であんなに睾丸が大きいんだろうね、歩く時に地面に引きずっているからズリキンと呼ぶことにしよう」🤣🤣

母娘でいつも揉めていたと言うわけでもなく、後半にはこういう楽しい日常の思い出も沢山載っているので前半の介護話で「もういいや」とやめずに面白いから読んで🤗