「そして誰もゆとらなくなった」朝井リョウ 読了 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。


「そして誰もゆとらなくなった」朝井リョウ
               文藝春秋


既に第一作で、眼科医に気に入られていた朝井リョウ先生
今度は痔の手術を執刀してくれた外科医(肛門専門クリニック)に気に入られプライベートでお食事に
年上男性から好かれるところは変わらず

他には…
今作でも、結婚披露宴での余興に燃えまあまあ大掛かりな手品をする懲りない朝井リョウ先生

前作では♪今夜はブギー・バックに乗せて替え歌を作家の柚木麻子と2人で披露するも会場をざわつかせて終了 Ω\ζ°)チーン

学生時代の思い出に行った海外旅行南米編(色々と事件が起きる)
友人夫婦と共にカリフォルニアに住む友人に会いに行った海外旅行北米編(外でも中でも色々起きる)

一番の笑いどころは「催眠術セミナー」への初参加かな

参加者(催眠術をかけたい人、催眠術をかかりたい人、催眠術をかけられている人を見たい人に分類)は変わった人も多く
魔法使いの扮装で参加していた人は
「催眠術をかけられたい人」

この人のことを朝井リョウ先生は魔法使いの扮装をした人を「魔法使われ」と密かに呼んでいる(笑)

朝井リョウ先生「過敏性腸症候群」を何とか克服したいがために「もう、自己暗示しかない!」と参加したのだが
色々とおかしな事が起こるセミナーに参加した結果は
「″そういうもの″を求めている人達」が集うんだなって世間が知る事が出来ただけでも、まあ意味があったんじゃないか

それにしても、毎回色んな事に一緒に参加してくれる友人達(同じではない)が居てくれて良かったね、先生

朝井リョウ先生は滝行にも挑戦する
今回は何となくあの友人が誘って来そうだな、と思っていたら誘って来た(笑)
で、参加してみた朝井リョウ先生
こちらも参加者(特に強子🤣)の描写が絶妙です

催眠術セミナーにしても滝行にしても、朝井リョウ先生がお試ししてくれたおかげで
胡散臭いと思っていたアレらはやはり「臭かった」🤣

今回も笑った
色のついた飲み物を飲みながら読んじゃいけない
( ´,_ゝ`)プッ 吹き出しちゃうよ