「化かしもの 戦国謀将奇譚」箕輪諒 読了 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。



「化かしもの 戦国謀将奇譚」箕輪諒 
文藝春秋

初めての作家(多分😅)

8人の武将、それぞれテーマが違う話が8章



武田信玄の奥近習衆の男の話

関ノ孫六三本杉と呼ばれる名刀を作った関の孫六と晩年の孫六に、戦でどんな刀にも討ち勝つ刀を作ってもらい出世を遂げた男の話など



私が気に入ったのは

「いざ白雲の」

島津義久、弟の三男、歳久の話

有能な島津の四兄弟の三男が泣けるほどいい!



最後の「老人と文」も視点が面白く、結末も面白い

戦の時の武功を書いた覚書「感状」というものの重要性を初めて知った