「切腹屋」岩井三四二 読了 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。



昨年発売された📖
大好きな作家なのに、見落としていた!

岩井三四二は、真面目な文章の固い小説と今回のような登場人物が面白い小説とどちらもイケる作家さん

この作家を知ったのは安倍晋三が初めて総理大臣になった時に「難儀にござる」を紹介されたのをきっかけに作品が発売されると読んでいます
(まあ今回は忘れたけど🤪)

江戸で元公事屋で働いていた辰次、今は駆け出しの公事師(私設の公事屋)として公事の仕事をしている。クチコミで辰次の評判を聞きつけ村同士の市開設をめぐっての公事を引き受ける事に。引き受けたものの聞いていた話とちょっと違う…これはこっちが絶対的に不利な状況!村人達も大枚はたいて公事に来ている、引くに引けない。やり取りの末に負けたら辰次は腹を切るという事に…。強敵の唐物屋(相手の雇った公事屋)相手に、不手際の多い割に自分の都合ばかり言い立てる村人を上手く使いながら辰次が奮闘!
ユーモア溢れる人情小説

久しぶりの岩井三四二、大変面白かった❗