「諜報の神様」と呼ばれた男 連合国が恐れた情報士官 小野寺信 読了 | pyonpyon ブログ

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「諜報の神様」と呼ばれた男
連合国が恐れた情報士官 小野寺信
PHP研究所 岡部伸

この本だけは最後まで読み切りたい!と思える大変面白い本でした
著者のあとがきまでしっかり読んだほど!

Amazonの解説(ちょっと短くしました)
イギリスの情報機関、MI5が徹底監視の対象として“個人ファイル"を作った唯一の日本人武官であり、第二次世界大戦時にストックホルム駐在武官を務め、ポーランドやバルト三国、ドイツの情報士官たちと「情(なさけ)のつながり」を結んで深奥部に迫る秘密情報を数々手に入れ、連合軍側から「枢軸国側諜報網の機関長」と恐れられた男――小野寺信。
独ソ開戦や、アジアでの英軍の動き、さらに原爆開発情報など、様々な重要機密を探り当て、ヤルタ会談の直後には、ソ連がその3カ月後に対日参戦をするという情報まで掴み優れた情報収集と分析力を持つ。
彼が欧州の地で価値ある情報を入手できた理由は小野寺が多くの人々と誠実な人間関係を結んだからこそだった。また、彼が心底からの愛国者であったことが、他国の愛国者からも信頼される要因となったのである。日本人として誇るべき一人の情報士官の生き方に迫る、感動の書。

有能で義理に熱い日本人武官がヨーロッパで活躍していた事を誇らしく思う

小野寺の情報収集を助けていた(互いの利害関係もあったが)ポーランドやリトアニアなどのバルト三国が置かれていた状況がこんなに昔からだったのか、と初めて知ることも多かった

2014年クリミア危機の頃に出版された本で、現在のロシアによるウクライナ侵攻を考える上でも勉強になった