「煉獄蝶々」岩井志麻子 読了 | pyonpyon ブログ

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岩井志麻子の7月発売の新刊
「煉獄蝶々」KADOKAWA

私は面白く読んだのですが😅

どのレビューも酷評😆

ホラーのようでミステリーのようで…説明が難しい

私は読みながら、そこには本当に東南アジアのあの旅館が存在していて、時が止まった空間に住み続ける住人達が居るのではないかと、爪先からじんわりと恐怖が這い上がって来るように感じながら楽しんだのですけどね😁


KADOKAWAの解説をちょっと借ります🙇

明治の終わり頃の岡山。名家・大鹿家に拾われた一人の男の赤子。保和と名付けられた彼は養子として育てられる。女の子のような容姿の彼を養母は愛玩具のように連れ歩く。保和の乳母、春の語る残酷な怪異譚を聞きその影響を受けながら成長していく。
青年となった彼は養父が可愛がっていた作家・金光と引き合わされる。自分と似た雰囲気のある金光に惹かれ、文筆業を志すが金光は奔放な年若い妻を連れ、突然姿を消してしまう。
昭和に入り、失踪していた作家・金光から保和に帳面が届く。そこには、自らが殺し拝み屋によって蘇らせた妻との妖しい旅行記がつづられていた。この記録は作家の作品なのか、真実を書き残しているのか、金光の記録に魅せられ、読みこんでいくうちに精神を浸食されていく保和。

幻覚を見ているのか、岡山に金光達や異国の住民達が存在するように思い始める。
日常さえも次第に歪められていく中、彼はどうしても真相を確かめずにはいられなくなり、金光夫妻が逗留しているという新嘉坡(シンガポール)へ向かう。果たしてそこに帳面に書かれている旅館はあるのか、異国の住民達はそこに存在するのか

保和が帳面を手にしてからの描写は、森見登美彦の「熱帯」の何処がどうなってる?みたいな難解な部分にちょっと似てるか?