「ボタニカ」朝井まかて
祥伝社
日本植物学の父、牧野富太郎
植物への情熱は、富太郎からお金も時間も忘れさせてしまうのだ!
大きな声でよく喋り、人の懐へ飛び込んで行く愛嬌と度胸を持ち合わせた愛すべき男
土佐の男なのに酒は苦手
家族も巻き込みながらの愛すべき波乱の人生
土佐の佐川、造り酒屋「岸屋」の大女将で富太郎の祖母の浪
富太郎の嫁になり富太郎の散財で岸屋の身代を潰すまで支え続けた猶(なお)
東京の生活で知り合い、子が出来たのきっかけに生活を始めた一回りも年下のスエ
この三人の女性達はホントによく富太郎を支えた
朝井まかては好きな作家でほぼ全作読んでいるが、このボタニカは土佐弁の可笑しさと富太郎の愛嬌でいつもと違う面白い文章
例えば…
富太郎に対して教授が言った「君の解説文はくどくていかんね。牛の涎のようにくどくどと、ながいんだよ」
スエの母(元芸者)が苦手な富太郎
その義母の事を
「口舌は江戸前だが年寄りの小便のように切れ目のない喋り方で常に一方的だ」😆
富太郎の大往生までまー楽しい波瀾万丈の生涯でした
来年の朝ドラ「らんまん」牧野富太郎の話なのね
神木隆之介が演じる
どうだろ?富太郎、長生きするよー😁