「妖の掟」誉田哲也 文藝春秋
中を開くと
「妖の掟」誉田哲也
デビュー作「妖の華」の続編
主人公は闇神(吸血鬼)紅鈴
見た目20才位だけど400年は生きている
欣治と言う連れの男と200年近くの時を過ごしている
前作は読んだはずなのだけど(16~7年前)😅あまり記憶に残ってない
ヤクザらしき輩に追われる若い男(圭一)を助けた事から、2人が圭一のアパートに転がり込む形で人間の圭一と吸血鬼の紅鈴&欣治の3人の暮らしが始まる
紅鈴も欣治も100年単位で修羅場をくぐって来ているのでとてつもなく強い
紅鈴の職業(風俗)をやっている理由とか闇神の日中の過ごし方とかなかなか面白いね
圭一は組員ではないがヤクザに便利に使われている男で手に余る仕事を押し付けられ、欣治と紅鈴は手伝ってやることに
姫川玲子シリーズの井岡がちょこっと顔出し程度に登場するが姫川シリーズを読んでない人にしたら無意味な場面😆
ラストで一応の終結はするのだけど、未回収の事も残っているから続くのだろう
話の中盤辺りで紅鈴が「欣治、圭一が意地悪言うよ」と言う場面が2回ある
そこが妙に可愛い💕
文庫本「吉原暗黒譚」はかなり前に読んだ誉田哲也の珍しい時代小説
荷物整理をしていたら📖出て来た
クズな同心、今村が主人公の捕物帖
相方に元が忍者で花魁にまでなった彩音
彩音は人殺しをなんとも思わない😅
黒い狐面の集団などキャラクターの強い登場人物が多く話も面白かっただけに結末が残念だった