福島県いわき市へ | HIDE と Copen (ヒデとコペン)

HIDE と Copen (ヒデとコペン)

2021年12月12日までの13年間 黄色い コペンを操っていた怪しいオヤジ
2022年10月25日に三途の川を渡りかけたオヤジ
ジョギング、映画観賞、一人旅、ガーデニング、(遠ざかっているが)DIY
仕事はとってもいいかげん。
そんなオヤジの四方山話のブログです。

2011年3月11日
未曾有の大災害
東日本大震災

私は職場のデスクの前で震度5弱の地震に被災した。
机の上の積み上げていた資料が次々に崩れ、その数秒後に停電

職場にはラジオがなかった・・・

携帯は繋がらない
どこかで大きな地震があったようだとの情報が入ってきたのが1時間後

はっきり分かったのは夜のニュース
津波
そしてメルトダウン

対岸の火事と思いきや

陳列台が空のコンビニ
数時間待ちの給油
手持ち無沙汰の計画停電

が、3年3ヶ月の月日で記憶から遠のく・・・

そして止めの放射能汚染
目に見えないものの恐怖
地震や津波の復興は今後何年かかるか分からないけど牛歩とはいえ進むが汚染の何十万年を単位とする問題と比べれば閃光
福島第一原発の被災は現在進行形
処理を誤れば更なる災害が勃発する

自分が人類が途絶えるまで語り継がれる汚名の歴史に関わる1人になってしまったと思ったら、被災地をこの目で見ておきたいという思いが沸き上がってきた。
ボランティアも考えたかが結局行かずじまい。
取り敢えず、できることは募金と、何度となく夏目漱石を送り出した。

長~い前置き

本日願い叶ってバスツアーで福島県いわき市へ

連日のワールドカップ観戦による睡眠不足とその結果の精神的疲労困憊の体にはきつい朝5時前起き
よく起きられた。
自宅出発は朝6時
ツアー開始は朝9時
ひたすら自動車道を移動
車内で流れる学習用DVDは睡魔に撃沈

道の駅よつくら港でバスに乗り換え、今回の現地案内人と合流
いきなり言われたのは「ここから先は作業をしている人とその人のために営業しているガソリンスタンドとコンビニが営業している無人の街です。トイレもままならないです」

目に映る風景は人のいない普通の田舎の風景
田舎の方に行けば普通の風景なので違和感なしだったのですが・・・

広野町
このあたりは除染も終わり2割程度の人が帰ってきているそうです
あちらこちらに見える不自然な空き地と汚染ゴミの仮置き場に被災地のおもかげが残っている程度

イメージ 1



楢葉町
完全な無人の街だそうです
除染は終わっているそうです

富岡町
福島第一原発の10km圏内にあと一歩の町
除染が始まったばかり
風景が大きく変わります
田畑が荒れ地と化し、まるで花のない原生花園
富岡駅前で下車
見てください↓

イメージ 4


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7


イメージ 8


イメージ 9



まだまだ災害の爪痕はしっかりと残っていました

怖すぎる(O.O;) (o。O;)
背筋がゾクゾクしっぱなし

夜の森地区の帰還困難区域の手前まで↓

イメージ 3



なんと(;゚Д゚)!

イメージ 2

今回最も高い線量

もちろん車中ですし、立ち止まりません

予定よりもやや遅い午後4時に道の駅よつくら港から帰路へ

家に着くのは何時になるのかなぁ・・・