往復書簡 | HIDE と Copen (ヒデとコペン)

HIDE と Copen (ヒデとコペン)

2021年12月12日までの13年間 黄色い コペンを操っていた怪しいオヤジ
2022年10月25日に三途の川を渡りかけたオヤジ
ジョギング、映画観賞、一人旅、ガーデニング、(遠ざかっているが)DIY
仕事はとってもいいかげん。
そんなオヤジの四方山話のブログです。

『告白』つながりで、著者で選んだ本です。
先ずは、短編3作品が全て手紙のやりとりで進んでいくので『往復書簡』
とは洒落た名前をつけたものだと感心したこと。
ただし、1作品目は、何これ?ってくらいハズレ
これが最後まで続いていくんじゃ、途中読むのを止めようかと思ったくらい。
が、70ページぐらいのところで終わりを迎える。
あれ、このあと、告白のような形式で、このつまらないストーリーがもう一回来るわけ…
2章目に入ったのかなと思いながら2作品目に入り数ページ読むと、別な作品であることに気付く。
期待しないで読んでいくと最後のどんでん返しに向かって一気に読める。
そして、3作品目は、期待大。
期待に違わず、どんでん返しのどんでん返しで大満足(^_^)v
 
手紙のやりとりで話が展開される形態の小説なんて初めてで面白かった。
内容も一作品目を除いて、読みやすい秀作だと思いました。
1つ目の作品は2日かけた…
2つ目と3つ目をそれぞれ1日の計4日楽しみました。
『告白』に匹敵する印象的な作品でした。
 
そう言えば、『告白』を読んだのは偶然にも昨年3月でした。
 
参考 湊かなえ 幻冬舎
【DATA】
3月 往復書簡 湊かなえ 幻冬舎
2月 考える力を作るノート 講談社