本当は、金谷宿で終わろうかと思ったんですけど、次の島田宿まで約5キロで、まだちょっと時間が早いし、2時間くらいで歩けるかな~と思って、予定変更で島田宿まで歩いて行きました
大井川鉄道の踏切を渡って真っすぐ進みます
すると、金谷宿川越し場跡があります
いよいよここから、大井川を越えて行きます
昔は、ここからこんな感じで↓
川越人足が、蓮台という梯子のような乗り物を担いだり、肩車をして、川を越えて行ったそうです
料金は、最も水位が浅い場合で、川越人足1人雇うのに約1440円だったそう
では、なぜ大井川には橋が架かってなかったのか?
いくつか説があるようで、「敵が西から攻めてこられないように橋を架けなかった」とか、「そもそもこれだけ長い橋を架ける技術がなかった」とか云われてるそうですけど、実際は、町が潤から…というのが理由らしい
「橋を架けてしまうと、簡単に川を渡れてしまうので、川越人足の稼ぎがなくなる」「雨で水位が上がり、川越えできないと、水位が下がるまで足止めされるので、金谷宿や島田宿の旅籠や町の中が人であふれ、お金を落としてくれる」というのが本当の理由みたいです
また、船を使うと、1人で大勢の旅人を運べるので、稼ぎが少なくなる…なので、船もなかったそうです
空が晴れても、雨が降っても、どっちにしろ町にお金を落としてくれる、いいシステム
実際は、長い橋を架ける技術はあったそうですけど、そりゃ、地元の人たちは、橋を架けるのを反対しちゃいますよね
昔は、ここから川になってたんですねー
ここを真っすぐ歩いて行くと、大井川に出た!
昔は、ここから川越人足を雇って渡ってたわけですけど、今はもちろん橋を渡ります
パッと見ただけでも、すげー長い橋ですね![]()
この大井川橋、なんと!
1028.4メートルもある![]()
1キロ以上もあるの?
これを見ると、昭和3年に竣工したみたい
100年以上も前にできた橋なんですね
さぁ、気合入れて渡るか~
と、橋を歩き始めたものの、橋が長すぎてゴールが見えない![]()
で、約20分かけて、やっと橋を渡り切りましたー!
橋を渡るだけで、めっちゃ疲れる![]()
大井川が、昔の遠江(とおとうみ)と駿河(するが)の国境
ということで、遠江から駿河にやってきた!
ちなみに遠江とは、京に都があったころ、遠い国に江(浜名湖)があったので遠江
その反対に、京から近い場所に江(琵琶湖)があった場所が近江(現在の滋賀県)
※江とは、川や海、湖などを表す言葉
橋を渡って右に曲がり、しばらく歩きます
そして、このT字路から左に曲がります
すると、川越を体験できるフォトスポットがありました
「箱根八里は 馬でも超すが 越すに越されぬ 大井川」
雨が降って水位が上がれば、もちろん川越えできないし、川越えしようにも、川越人足には限りがあるので、川越人足より旅人が多ければ、これまた川越えできない
ということで、当時の宿場は旅人で渋滞してたらしく、越したいのに越せないので、この唄ができたんでしょうね
ちなみに、この前再放送してた「水戸黄門」が、ちょうど島田宿で、大井川を渡りたいのに、大雨で水位が上がり渡れず、島田宿に宿をとって2泊したら水位が下がり、やっと渡れるかと思ったら、高額な宿賃を取ってる旅籠の主人が悪代官と手を組み、川越え禁止令を解除させなくして、宿賃をたんまりとぼったくり、悪代官にワイロを渡すつもりだったのが、その行為に怒った黄門様が、悪代官と旅籠の主人をやっつけるというお話をやってました
ここからすぐの場所に、稲荷神社がありました
そして、昔の建物が並んでるところがあります
どこも、無料で見学できるみたい
ホントはじっくり見学していきたいんだけど、島田宿に着くのが遅くなりそうなので、先を急ぎます![]()
しばらく歩くと、大きい通りに合流
すると、大井神社(おおいじんじゃ)がありました
懐かしい~
昔の記事を見たら、前に来たのが2年前
もっと昔に来たような気がする…
そして、何も目印はないけど、この交差点から島田宿
島田宿は、江戸から数えて23番目の宿場
静岡県島田市にあります
道標がありましたけど、何が書いてあるのか、ほぼ見えず…
本陣跡は、なんかのビルになってました
…いま調べたら、この隣っぽい![]()
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石碑が建ってたみたいですけど、確認できなかった![]()
島田宿って、電柱も地中化されて、綺麗な街だな~と思ってたんですけど、
ずーっと東へ歩いて行くと、
昭和の商店街って感じの街並みになってた
島田宿の中に、一里塚があります
そして、升形跡とかいてあるので、島田宿はここで終了
ここに来る途中、島田宿の名物を買って帰ろうと思い、ネットで調べたら、「清水屋」の小饅頭というのが有名らしいので買ってみました
島田名物と書いてある
中には、文字通り小さな饅頭が10個だったかな?入っており、こしあんが入ってる、昔懐かしい感じの饅頭でした
これで、今回の旅は終了
今回歩いた歩数は、約45000歩でした









































