9/26は、兵庫県の生石神社(おうしこじんじゃ)に行ってきました
生の石と書いて「おうしこ」って絶対読めないですよね
ここは、名前の通り、「ある石」が祀られているのですが、日本三奇(誰が何のために造ったのか分からないもの)の一つ(あと二つは、御釜神社の四口の神釜と高千穂峰の天之逆鉾)に数えられています
鳥居をくぐり、階段を上がります
階段の石の高さや幅が不揃いで、すごく上りづらい
階段を上がりきると、絵馬殿があり(写真撮ってなかったっぽい)、その先に本殿があります
御祭神は、大穴牟遅命(オオナムチノミコト)、少毘古那命(スクナヒコナノミコト)
『神代の昔、大穴牟遅(おおあなむち)と少毘古那(すくなひこな)の二神が、天津神の命を受けて出雲国より播磨国に来られた時に、二神が相談し国土を鎮めるに相応しい石造りの宮殿を建てようとしました。
一夜のうちに現在の形まで造ったが、工事半ばで阿賀の神(あがのかみ:播磨の土着の神)の反乱が起こり、宮殿造営を止めて現在の神爪地区に多数の神様を集めて反乱を鎮圧している間に夜が明けてしまい、宮殿は横倒しのまま起こすことができませんでした。
しかし二神は、宮殿が未完成でも二神の霊はこの石に籠り、永劫に国土を鎮めんと言明されました。以来この宮殿は石宝殿(いしのほうでん)、鎮の岩室(しずのいわや)と言われるようになりました。』【生石神社公式HPより】
ということで、二神が建てようとしていた宮殿は、本殿の奥にあります
本殿の下から奥へ進み、
拝観料100円を払います
そして…
こちらが日本三奇の一つ、生石神社の石の宮殿です
巨石が宙に浮かんでるように見えませんか?
実際宙に浮いてるわけじゃなく、浮いてるように見えるんですけど、これを造ったのが現在のような重機が無かった時代っていう事を考えると、凄いですよね!
どういう仕組みで浮いてるように見えるのかというと、
写真では確認しづらいと思うんですけど、巨石の下が深くえぐられていて、パッと見、根元が見えないようになっています
そこに水が張ってあるので、更に見づらくなり、宙に浮いてるように見えるという仕組み
巨石の周りを見ると、山を削って宝殿を造ったというのがわかる
昔の人、スゲー
そして、巨石の裏側には、二つの祠がありました
この他に、境内社がありました
境内には、霊岩というのがあり、
宮殿の分岩だそうで、触れると偉大なる力が授かるそうです
本殿の左右から、山の上に登れるみたいなので行ってみました
途中、巨石を上から見る事ができるんですけど、
手で、これだけの石を削るのってどんだけ時間が掛かったんだろ?って思っちゃう
山頂付近は、ほぼ地肌が見えてるような場所ですので、雨が降った日は、滑らないように気を付けてください
で、山頂まで登ると、大正天皇がここへ来られた記念碑が建ってました
高砂市が一望できます
周りを見ると、重機があり、山を削ってます
こういう重機があれば、宮殿を造るのも、だいぶ楽になってたんでしょうけどねぇ
生石神社の御朱印