井伊谷宮の次は、細江神社(ほそえじんじゃ)に行ってきました
一の鳥居をくぐると、二の鳥居があり、
正面に拝殿と本殿があります
ここの御祭神は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)
今から約500年前、明応の大地震により、浜名湖の河口に祀られていた、角避比古神社(つにさくひこじんじゃ)の御神体が、大津波により伊目の十三本松という場所に漂着し、その12年後、また地震が起こり、大津波で気賀の赤池という場所に漂着したそうです
気賀の里人がこの地に仮宮を建て、その後、現在のこの地に移ってきたそうです
社務所の上に、地図が書いてありました
浜名湖の南の河口から、ずーっと北の方まで流れてきたんですねぇ
そして、その御神体が流れ着いたという赤池が、この神社の近くにあります
綺麗に整備されてました
境内には、境内社があります
そんな中に、藺草神社(いぐさじんじゃ)というのがありまして、
大地震の津波で、稲が全滅してしまい、困り果てた村人は、当時の気賀の領主近藤縫殿用随公(コンドウヌイノスケモチユキ)に苦境を訴えたところ、大阪での会議で隣り合わせた豊後の国の領主松平市正(マツダイライチノカミ)から、「塩に強い藺草を植えてみてたら」と言われ、藺草を植えたところ、浜名湖一帯の名産物になるほど、周辺の各村に広まったそうです
神社の隣には、藺草が植えられていました
参道にある夫婦楠
大きな御神木の楠
この他にも、大きな楠木がありまして、
この楠木には、こんな伝説があるそうです
昔、この楠木の大きな穴の中で、大蛇と大コウモリが、「この楠木は俺のだ!」と言って、喧嘩をしていました
そのうち、大蛇は大コウモリの体をグルグル巻きにし、大コウモリは鋭い牙で大蛇の体に食いつき、その戦いは三日三晩続いたのですが、大蛇も大コウモリも血だらけになり、両方とも力尽きてしまいました
…という昔ばなし
静岡県の『子供むかし話』にも載っているらしいです
その大喧嘩した楠木の穴
子供が入れるくらいデカイ穴ですΣ(゚д゚;)
細江神社の御朱印