鹽竈神社から、歩いて10分くらいかな?
鹽竈神社の末社の御釜神社に到着
立派な鳥居です
鳥居をくぐってすぐにお社
ここの御祭神は、塩竃神社の別宮と同じ鹽土老翁神
鹽土老翁神は、人々に塩の作り方を広めた神様でもあるそうで、この神社には、神釜と呼ばれる釜があります
囲いで見えないですけど、この奥に釜が4つあるそうです
社務所の方がいれば、有料(100円)で扉を開けて見せてくれるらしいんですけど、その日は残念ながら社務所が御留守
元々、釜は7つあったそうなんですけど、盗賊に3つ盗まれて、現在は4つになったとか((゚m゚;)
神釜の水は、7/5の水替神事に、前の水を少し残し、大半を海水に入れ替えられるそうです
神釜の不思議な話…
【その1】この神釜は、天井が無い野ざらし状態で置いてあるんですけど、どんなに雨が降っても、水が溢れる事がなく、どんなに暑い日が続いても、水が枯れる事がないらしい
【その2】世に事変が起こる時、神釜の水の色が変化するらしい
最近の世の事変といえば、塩竈も被害を受けた東日本大震災
ガイドさんの話によると、地震当日の朝、管理人の女性の方が神釜を見たところ、水の色が透明に透き通っていたとか
普段はゴミや赤サビで濁ってるそうなんですけど、それが綺麗になってたという事は、神釜は地震を予知していたって事?
当時は、その話がかなり話題になったらしい
この神社では、7月に藻塩焼神事というのが行われるそうで、境内にある竈で、実際に海水から塩を作るそうです
蓋がされてますけど、これがその竈
水替神事とか藻塩焼神事とか、実際見てみたーい
境内はあまり広くはないんですけど、牛石藤鞭社というお社ありまして、
ここにはある伝説が…
昔、鹽土老翁神が人々に塩作りを教えていた時、塩を運ばせてた牛が石に変わったそうです
その石と化した牛が、池の底に沈んだそうで、
この池の底に、牛の背中の形をした石があるらしい
1年に一度、水の入れ替えをする時に実際見られるそうです
また、牛を引く際に使っていた藤の鞭を、逆さまにして立てかけておいたところ、その鞭が根付いて、藤の花が咲くようになったそうです
これがその藤の木
季節外れだったんで、全然花が咲いてませんでしたけど、季節になれば、紫の藤が咲いてるんでしょうねぇ
いやぁ、すごーく興味深い話をガイドさんから聞かされて、すごーく楽しかった
最初、この神社は場所も分からないし、行かなくてもいいかなーとか思ってたけど、来てよかった!
もし亀井邸に行ってなければ、ここに来る事もなかったし、神釜や藻塩焼神事、牛石藤鞭の伝説を知る事が無かったかも…
ボランティアのガイドさんに感謝感謝です(´∀`)アリガトウゴザイマシタ!
千奈美に、塩竈という地名は、ここから来てるそうですよ('-^*)/