過去記事を再度、UPしま~す。
最近、私のブログに遊びにくるようになった皆様は知らないと思いますので、私がホラー作品に拒絶反応を起こす理由を述べたいと思います
(忙しくて書けないのを誤魔化す手抜きとも言います
涙なくして語れない物語ぃ~

そして、私の兄のファンの皆様!
あの兄も登場しますヨ。酷ぉ~い役回りでネ!!!



それは、小学校5年の夏・・・・・・。

兄が「メチャクチャ面白い映画があるよ」2本のビデオテープを私に見せたことから始まる。

1本は「南極物語

言わずと知れた、動物映画の金字塔。
そして、もう一本が・・・・・・・・・・・
「エクソシスト」 だった。

「どっちから先に観る?」
なんて質問は無く、
「こっちから観ようぜ!」

「南極物語」をデッキに挿入。

今思えば、それは彼の作戦だったのだ!

「南極物語」は、何の問題も無く観終わり、それなりに感動。
安心しきっていた。(ハメラレタ)
「次はもっと面白いぜ」
と兄

そして、それは静かに始まった。

TVに映し出される、画像のトーン、流れる音楽、効果音、全てがヤバイ・・
いかにもってーラがTV全体から滲み出てくる感じ。不安と緊張を感じさせる不気味な雰囲気
「これ、怖くないの?」
と兄に確認を求めるが
「大丈夫」
と笑っている。
ああ、兄が笑っているから、キット大丈夫!

話は進み、リーガンが悪魔に憑かれ恐ろしい事に・・・・・・。

あ゛っ~

画面では、今でも鮮明に思い出せるアノ、有名すぎる衝撃的なシーンが繰り広げられた。
180°回る首、
口から飛び出す液体(空豆のスープらしい)、
中に浮く身体、
リーガンの恐ろしい形相、

余りの衝撃に目を逸らせない。
その場を立ち去ろうにも、足が立たない。
やっとの思いで立ち上がり逃げ出そうとするも、兄が手を掴み、

「座って最後まで見ようぜ」

ニタリと笑い、逃げられない

こっ、コイツにも悪魔が憑いてる。
いや悪魔だ!

「神父さん、
  助けて~っ!!」

て本気で思いました。

目を閉じても音は聞こえるし、目を閉じた状態で音だけ聞いているのも相当怖い。
そうこうしているうちに、見えない筈の映像まで浮かんでくる。
目を開けても閉じても地獄。

今まで生きてきた中で最も長い121分間でした。

死ぬような思いをして映画を観たのは初めて。
映画が終わるとすぐに、ビデオデッキの停止ボタンにダッシュし、ホッと一安心。

でも、本当の恐怖が待っていました。
「エクソシスト」の衝撃は、余りに深く私の精神に傷を付けていたのです。
それから毎日のように「エクソシスト」の悪夢に悩まされたのです。

夢の中で私はリーガンになり悪魔に憑かれ、文字どおり酷い目にあうのです。
夜な夜な、汗をビッショリかいて飛び起きると、
隣では、この世の幸せを独り占めしたような平和な寝顔の兄が・・・・・・・。
この、悪魔めっ!!
何故、コイツは平気で寝られるのか?
精神構造を疑ってしまいました。

寝るのが怖く、夜になると胃が痛くなる。食欲も減退、睡眠不足。
そんな状態が10日位続き、結果見事に夏バテ。

心身ともにボロボロに・・・・・・・。

それ以来、私はホラー映画が観れない。
そう、トラウマなのです。
日本でもイギリスのように
成人映画扱いで公開し、テレビ放送やにビデオ販売を許可しなければ、こんな目に遭わなくて済んだのに!

最初で最後、唯一観賞したホラー映画「エクソシスト」
ホラー映画史に燦然と輝き、現在も評価の高いこの作品。
「エクソシスト」が最初じゃなかったら、結果はどうなっていたのでしょうか?

「エクソシスト」
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:リンダ・ブレア
    エレン・バースティン
    ジェイソン・ミラー、マックス・フォン・シドー   
    リー・J・コッブキティ・ウィン、 ジャック・マッゴーラン
    バシリキ・マリアロス、マーセデス・マッケンブリッジ

<あらすじ>
イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊バズズの像を発見する。それは、十年前にアフリカで彼と死闘を交えた悪霊であった。メリン神父は「この邪悪な宿敵と再戦する日が近い」と予感する。パズズのターゲットは、アメリカ合衆国であった。
女優のクリスは、映画撮影のためワシントンに滞在していたが、一人娘であるリーガンの異変に気付く。その声は邪悪な響きを帯び、形相も怪異なものに豹変、荒々しい言動は日を追って激しくなり、ついには医者からも見放される。
娘が悪霊に 取り憑かれたと知ったクリスは、カラス神父に悪魔払いを依頼する。悪魔憑きに否定的なカラス神父であったが、調査を進めていくうちに、リーガン自身からの 救済のメッセージを発見する。カラス神父は悪魔払いの儀式を決意、大司教に許可を依頼する。主任には、悪魔払いの経験があるメリン神父が選ばれた。そして 二人の神父は、少女リーガンから悪霊を追い払う為、壮絶な戦いに挑む。


ウィリアム・ピーター・ブラッティの同名小説が原作。作者本人が脚色を行ったオカルト映画の傑作。リアルに描かれたショックシーンが話題を呼び、世界中で大ヒットした作品です。また、ホラー作品ですが、アカデミー脚本賞を受賞。

<この映画の反響と予備知識>
・映画の話題作りのため、撮影中の事故を誇張してマスコミに語ったため、様々な噂が飛び交
った。

・初公開時、TV伝道師(キリスト教の教職の一つ)により「悪魔が映画のフィルムを形作ってい
る」
とされた。
・当初アメリカではR指定(17歳未満は保護者同伴)で公開されたが、世論に押される形で規制
を強化、18歳未満は鑑賞できなくなった。

・イギリスではX指定 (成人映画扱い)で公開され、本作のテレビ放映ならびにビデオ販売は
1999年 まで許可されなかった。
・西ドイツ(当時)やイギリスでは、上映後に発生した事件と映画との関連が取りざたされた。

などの、いわくつきの映画だったのネぇ~。