トランスポーター3 アンリミテッド (TRANSPORTER 3)
監督:オリヴィエ・メガトン(レッド・サイレン)
出演:ジェイソン・ステイサム(トランスポーター1、2)
フランソワ・ベルレアン(トランスポーター1、2)、ロバート・ネッパー(ヒットマン)
ナタリア・ルダコーワ、ジェローン・クラッベ(逃亡者)、エリック・エブアニー(ヒットマン)
セイム・シュルト(K-1選手)
<あらすじ>
常にハイリスク、血の匂い漂うワケありの依頼品を運ぶクールな運び屋、フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。彼の仕事には3つのルールがあ る。契約厳守、名前を聞かない、依頼品を開けないこと。いずれかのルールを破ったときは、死が待っている。
今回は依頼主のジョンソン(ロバート・ネッパー)に、断ると車から20メートル離れると爆破する装置の付いた ブレスレットをはめられ、謎の美女、ヴァレンティーナ(ナターシャ・ルドコワ)とともにドイツを目指す。しかし、この依頼には有毒廃棄物を扱う国際廃棄物管理会社の陰謀が隠されており……。
<キャッチコピー>
手首に罠
依頼品は赤い代物
<マメ知識>
○言わずと知れた、リュック・ベッソン製作・脚本の人気シリーズです。
○ヒロイン、ヴァレンティーナ役のナタ
ーシャ・ルドコワはリュック・ベッソン自らがスカウトしたとか・・・。
○フランクは元特殊部隊の掃討作戦の専門家でレバノン、シリアなどで活動した過去を持ち、格闘技の達人でもあるという設定です。
○カーチェイスはどれも実際のスピードで撮影されました。
<感想など>
さて、人気の超B級アクション映画の登場デス!!!
今回運ぶ依頼品は -
女性デス。
謎の美女(?)―
ヴァレンティーナ。
赤毛のソバカスが目立つ女優
ナターシャ・ルドコワです。
美女?
どうでしょう・・・・
アップは少々キツイです。
完全に、リュック・ベッソンの趣味以外の何物でもないかな?
何故、彼女が依頼品なのか?
ストーリーは、過去2作よりも数段スケールが大きくなってマス。
なにせ、国際廃棄物管理会社がウクライナの環境大臣の娘ヴァレンティーナを誘拐して、廃棄物を国内に持ち込もうというトンデモ無い陰謀が・・・
しかも、ヨーロッパを股に掛けた大移動による、過激なカーチェイスが繰り広げられます。
まあ、そこは「超」は付きますが、B級です。
ストーリーでは無く、魅せるのは -
ジェイソン・ステイサムのアクション
とカーチェイスです。
①ジェイソン・ステイサムのアクション。
今回の見せ場は、スーツ・Yシャツを使ったアクションです。
これは、かなり独創的で面白い!
しかも、最終的には上半身裸になり ―
観客に自慢の肉体美を披露できるという ―
ステイサム本人も筋肉フェチな人達(観客)も大満足。
一粒で二度美味しい的な部分もアリます。
しかし・・・
格闘シーンは ―
早回しが多様されていて、バタバタな印象で少々見ズライです。
他に目をひいたアクションシーンは、
自転車を使ったそれ。
車から20メートル位離れると爆発する ―
ブレスブレスレットをはめられているため、
他の運び屋に愛車を奪われた際。
必死になって自転車で街中を駆け抜けるそのシーンは・・・
街中、
工場の中
家の中
あらゆる所を疾走します。
ナカナカの出来栄えでした。
あ、オマケというかチョットしたお楽しみとして、K-1のセイム・シュルトとの対決もあります。
ストーリーの中盤に出てきて・・・・
シュルトにとっては、チョットした見せ場らしきモノもなく(所詮、やられ役)
ギャグか(?)と思える様なオチをつけて ―
アッサリと・・・・KOされちゃいます。
②カー・チェイス。
実際のスピードで撮影されたと言うコダワリの映像は ―
街中ではなく、田舎道で展開。
う~ん、この先どう収拾をつけるのかな~
と思わせておいて ―
ハイ、こんなのどうでしょう☆
と、走るトレーラー間を車体を斜めにしてすり抜けると言う、凄いモノを魅せてくれます。
ラストでは、気合い一発!
走る電車にダイブします!!!
しかし・・・
一連のカー・アクションの場面は、
折角、実際のスピードで撮影しているのに・・・・
より、スピード感を!
と、細かいカット割りを多様した結果 ―
臨場感を殺いでしまっている部分もあるように思えました。
冒頭でも書きましたが、運ぶのは美女(?)
って事は・・・・
ロマンスもありです。
当然の様に、ここでもステイサムのサービスショットが炸裂!
それにしても凄い肉体デス。
悪党に、奪還されるも ―
最後には、救出。
予定調和ですネ。
この作品にロマンスが必要だったのか?は、敢えて触れない事にします。
「極限状態で出逢った男女は、
恋に堕ちやすい」
を地で行く感じですね。
このロマンスの部分が、一番説得力がなかったです。
超B級映画としての地位を
守ったのでしょうか?
シリーズを重ねる度にクオリティーが少しづつ落ちているように感じます。
今回は、何とか防衛に成功か!?
ただのB級に脱落したと審判する人もいそうです。
アクションが好きな貴方。
車が好きな貴方。
ジェイソン・ステイサムのファンの貴方。
筋肉フェチの貴方。
お勧めです。
<最後に>
フランク・マーティンの3つのルール
契約厳守、名前を聞かない、依頼品を開けないこと。
これが、彼をクール(仕事に徹した本物のプロ)
に魅せる要因だったのですが ―
「ルールには例外がある」
っ本人が言ってしまい、無かった事に!!!
えっ~!?
それは・・・
フランク・マーティンとしてのアイデンティティーが無くなってしまいました。
これで良いのか?
この事態をどうとらえるのか?が(も)、大きな評価基準になりますね。
8月15日公開です。