GOEMON
監督:紀里谷和明(CASSHERN)
出演:江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ、
要潤 玉山鉄二、チェ・ホンマン
佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由
りょう、藤澤恵麻 、佐田真由美
蛭子能収、六平直政、中村橋之助
小日向文世、寺島進、平幹二郎
伊武雅刀 、奥田瑛二 、ウド鈴木
深澤嵐、福田麻由子、田辺季正
佐藤健
<あらすじ>
1582年 天下統一を目指した織田信長(中村橋之助)は、その夢目前にして、家臣・明智光秀の謀叛により本能寺で暗殺される。しかし、信長の右腕であった豊臣秀吉(奥田瑛二)が、その数日後に光秀を討伐。その功績をもって信長の後を継ぎ、政権を制定する。
秀吉の統治により血ぬられた戦国時代に一時の平和が訪れたが、景気は悪く、民衆の生活は一向に楽になる気配はない。そこに、彗星のごとく一人の盗 賊・石川五右衛門(江口洋介)が現われた。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しきものに分け与える英雄に庶民は熱狂する。
ある夜、五右衛門は盗み出した財宝の中から南蛮製の箱を見つけるが、その箱の中には彼の運命を、そして歴史を大きく変えていく信長暗殺の裏の真相が封印されていた・・・。
忘れ去ろうとしていた過去の扉を開いてしまう五右衛門。箱の秘密を追う、石田三成(要潤)と霧隠才蔵(大沢たかお)、そして徳川家康(伊武雅刀)と服部半蔵(寺島進)。真実を巡る壮絶な戦いが始まる。
秘密とは? 開けてはならないパンドラの箱が今開く。
(映画生活、ウィキペディアより)
<キャッチコピー>
愛する者のために。
こんな時代劇、みたことない
<マメ知識>
○述べ制作日数3年。セット数300、CGカット数2000、エキストラ1000人、総スタッフ数300人。
○美術、衣裳はアジア、ヨーロッパのテイストを取り込んだ独自の世界観を構築しており、舞 台設定
そのモノも歴史的な事実からは大きく離れ、独自のモノとなっています。
○アクションシーンを撮る当たっては、役者に3ヵ月のトレーニング期間を課したそうです。
○「一人の男が自由を求めた末、どうしても逃れられない運命と対峙し、自己の本文を全うし ようと
する物語」(監督談)らしいです。
○海外での公開も計画されているそうです。
<感想など>
紀里谷監督「CASSHERN」以来の第2作目や如何に!
「CASSHERN」の酷評は周知の事実。
あの年に伝説のダメダメ映画「デビルマン」がなければ、恐らく伝説
になったであろうと噂もあったとか?
その割に興行収入は約15億3000万円を記録しまずまずの成功を
おさめたからこそ、この作品がある訳ですね~。
で、この作品は・・・・
そうでなければ、
「サヨナラ~」
って感じですね。
そんな監督の世界観とは?
ビジュアル優先、荒唐無稽、百花繚乱
一応、舞台は安土桃山時代で戦国武将が闊歩してた頃ですが・・・
全てをバラバラにして自分の美意識にのっとり再構築しちゃいました!
どうだっ!!!
って感じ。
多少なりとも、その時代に関しての知識がある人が観たら―
おっタマゲルこと間違いなし
衣装は一応、着物らしきモノを着ている人もいますが、
斬新過ぎるデザイン。
建築は和洋折衷の摩訶不思議な造形。
登場人物たちの関係性なども部分も史実とは明らかに違う点も多々。
挙げればキリがない位です。
極めつけは、
時代劇と謳っているのに
武士に丁髷が・・・・・・無い!!!
キャッチコピーに「こんな時代劇見たことない」
とありましたが、思わず納得です。
殆ど全ての映像がCG処理されてます。
アクションシーンでも、大いにCGが活躍。
①あり得ないアングルから、
目まぐるしく視点が動きまくり、超早回しの連続。
才蔵と五右衛門の殺陣のシーン・・・・・
終いには、何をしているのか分からなくなります。
そして、気になる点が・・・・
映像がガクガクと ―
極端に言うとパラパラ漫画の様に見える箇所も幾つか・・・・・
②引きの映像では、
如何にも合成しましたって感じの画になっています。
人物等が完全に背景から浮いて観えます。
①②を総括すると資金、
時間不足ってこと?
さあ、 問題の石川五右衛門。
史実とは関係なく監督の創り上げた、全くの別モノです。
あらすじで「超人的な身体能力を武器に~」とありますが、「的」ではありません。
軽~く人を超えちゃってます!
大阪城に秀吉を殺しに行く時は、衛兵がウヨウヨいる中に突っ込みチギッては投げ、チギッては投げを繰り返し・・・
雨あられと降り注ぐ、矢をかわし、槍を足がかかりに飛び―城内では、回廊を剣で切り落とし、ガドリング砲の弾にも決して当たらない。
関ヶ原の合戦では、信長の西洋の甲冑を纏って光成軍に単騎で突入。光成の元まで一直線。邪魔する者は全て蹴散らし、アッと言う間に打ち取り―
返す刀で家康の元に走っていく・・・
並のスーパーヒーローを凌駕するその能力に笑っちゃいます。
兵士は雑魚キャラ扱い。
仮面ライダーで言うショッカーの戦闘員。主だった敵が怪人って所でしょうか。
とにかく、ぶっ飛んだ主人公だってことです。
この映画のウリは監督が創出した世界観だけではなく(受け入れる、入れないは別として)、
そのキャストの豪華さ多彩は、
誰もが認める所でしょう。
ベテランから若手の注目株、芸人、果ては格闘家まで幅広く網羅されてます。
物語そのものが荒唐無稽になっているので、皆、演技をしているのでしょうけれど、
自分の好きなように素でやっているんじゃないの?
と思えるくらいでした。
「一人の男が自由を求めた末、どうしても逃れられない運命と対峙し、自己の本文を全うしようとする物語」(監督談)らしいですが・・・
余りにも、荒唐無稽な物語の中、まるでギャグ漫画的に強い主人公の自業自得的な運命には共感できかねる部分がありましたし、最後意外とあっさり(展開は読めましたが)って事で・・・
同情を!って見え見えかな?
2時間を少し超える上映時間は・・・
映像の情報量が必要以上に多く、画も雑な部分もあって か?疲れました。体感的にはもっと長い印象です。
「CASSHERN」の世界観が大好きな貴方。
絶対に大丈夫です。
お勧めです。
また、豪華キャストの競演が観たい貴方。
江口洋介、大沢たかおファンの貴方。(両名共に、良い感じで作品にハマってます。)
お勧めです。
<最後に>
監督が目指した物語を、敢えて時代劇にする必要性はあったのでしょうか?
自分の世界観を花開かせるなら、全くのSFの方が良いと思ってしましました。
でも・・・
「CASSHERN」よりも面白いという評価を結構聞きます。
5月1日公開です。





