スラムドック$ミリオネア (SLUMDOG MILLIONAIRE)
監督:ダニー・ボイル(トレインスポッティング)
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、
フリーダ・ピント
アニル・カプール
(歌う色男、愛・ラブ・パラダイス)
イルファン・カーン
(ニューヨーク、アイ ラブ ユー)
アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール
アズルディン・モハメド・イスマイル
ルビーナ・アリ
<あらすじ>
インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマール(イルファン・カーン)が、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。
ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは・・・
スラム育ちで無学の少年が答えられるはずないと、司会者(アニル・カプール)は疑われ、賞金の支払いを渋るTV番組会社の差し金で警察に連行され、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。
ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと―
一体なぜ、100ドル札に印刷された大統領の名前や、ピストルの発明者を知り得たのか?その過酷な過去を語り始めるのだった・・・。
(allcinema、cinemacafe.net より)
<キャッチコピーなど>
「運じゃなく、運命だった」
全ての答えの裏側に、
インドを疾走する彼の人生があった。
お金のためではなく、ある”目的”のためにクイズに参加した、スラムの少年。
彼が、全てを賭けて手に入れたかった、
たったひとつの運命とは―
激動の人生を駆け抜けた少年に。
今、世界中がエールを贈る!
<主な受賞歴>
2008年
○トロント国際映画祭:観客賞
○オースティン映画祭:観客賞
○ボストン映画批評家協会賞:作品賞、編集賞
○英国インディペンデント映画賞:英国作品賞、監督賞、新人俳優賞
○ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
○デトロイト映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
○フロリダ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
○ヒューストン映画批評家協会賞:監督賞、脚本賞
○ロサンゼルス映画批評家協会賞:監督賞、作曲賞
○ナショナル・ボード・オブ・レビュー:監督賞、ブレイクスルー俳優演技賞、脚本賞
○全米映画批評家協会賞:撮影賞
○ニューヨーク映画批評家協会賞:撮影賞
○ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞
作曲賞
○オクラホマ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
○フェニックス映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、編集賞、脚本賞、作曲賞
新人俳優賞
○サンディエゴ映画批評家協会賞:作品賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞
○サテライト賞:作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞
○サウスイースタン映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞
○セントルイス映画批評家協会賞:監督賞、外国語映画賞
○ワシントンD.C.映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、ブレイクスルー演技賞、脚本賞
2009年
○放送映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、若手俳優賞(21歳以下の部)、作曲賞
○シカゴ映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞、新人俳優賞
○ゴールデングローブ賞:作品賞 (ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞
○全米製作者組合賞:映画部門賞
○全米映画俳優組合賞:アンサンブル演技賞
○全米監督組合賞:映画部門賞
○全米脚本家組合賞:脚色賞
○英国アカデミー賞:作品賞、監督賞、脚色賞、音楽賞、撮影賞、音響賞、編集賞
○全米録音監督組合賞:録音賞
○全米撮影監督組合賞:撮影賞
○全米編集監督組合賞:編集賞(ドラマ部門)
○全米美術監督組合賞:美術賞(現代映画部門)
○全米衣装デザイナー組合賞:衣装デザイン賞(現代映画部門)
○アカデミー賞:作品賞、監督賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、録音賞、撮影賞、脚色賞
<マメ知識>
○“クイズ$ミリオネア”はイギリスでスタートし今や、世界80カ国で放送されている。
○原作はヴィカス・スワラップの小説「ぼくと1ルピーの神様」(ランダムハウス講談社)。
○主要な子役に対しては成人までの生活費、学費、医療費の全額負担および、成人後改めて
報酬(一千万円強とされる)を受け取る契約が行われている。
その他、スラムでスカウトした子役に対しては、地元の大人の平均的給与の3倍に相当する
報酬が支払われており、教育費・医療費を負担するファンドを利用する権利が与えられている。
(日本のメディアにおいて「スラムでスカウトした子供たちを低賃金で使用し、搾取している」との
報道があった)
<感想など>
これほど、前評判の良い作品を観たのは初めての経験ですね~。
受賞歴を見れば一目瞭然。数えるのも嫌になる位に半端じゃ無い受賞数です。
さて、その作品の実力や如何に!
この作品、創り自体が面白いです。
先ず冒頭で
「なぜ、ジャマールはここまで正解することができたのか?」
と問題がクレジットされ、四つの選択肢が提示されます。
そう!問題は観客に出されたのです。
これでツカミはOK。
「なぜ?」
を解き明かしていく過程に観客をスムーズに引き込んでいきます。
そして物語は
警察署での取り調べ
クイズ番組の収録
ジャマールの回想(証言)
の各場面、時間軸を巧みに行き来し絡み合って展開していきます。
その事によって冒頭で示された「なぜ?」が少しづつ明らかになっていく仕掛けです。
観客の前に明らかになっていく「なぜ?」に対する答え。
それは・・・
クイズの問題一つ一つが、
ジャマールの今までの人生と密接に絡み合っていた事実なのです。
また、ジャマールと兄サリーム(マドゥル・ミッタル)の生き方の違いと女友達のラティカ(フリーダ・ピント)への一途な恋も、この物語のドラマ性を大きく盛り上げています。
純粋なジャマールに対して、常に権威的接し現実主義のサリーム。
自分達が生きていくためなら、何でもするしたたかさ。
でも、それがスラムで生まれ、親を失った二人が生き伸びる為には必要な事だったのでしょう。
弟ジャマールを想いつつも利用し、結果として確執が生まれます。
しかし、最後にサリームが兄として見せる弟への想いに心が熱くなります。
ジャマールはラティカを探し続け、出会うけれど・・・
その都度、非情な運命(現実)に打ちのめされされるジャマール。
しかし、健気に、一途にラティカを想い続ける純真さ。
「君に逢いに来た」
と告げるジャマールに対して
ギャングの愛人になっていたラティカが
「逢えたわ。それでどうなるの?」
「夢だけでは暮らしてけない」
などと言う場面はそれまでに、
二人が体験してきた苦難を思うと切な過ぎます。
一方で、これらの回想シーンは、現在のインドか抱える社会問題、病巣を・・・つまり―
ゴミ溜めの様なスラム(貧富の格差)
宗教対立による虐殺
孤児を囲って、職業乞食として利用する組織(人身売買) など
三人の体験を通して描き、壮絶かつ厳しい
現実を観客に訴え掛けてきます。
純粋で夢を一途に追い求めてきたジャマールは
最後に何を掴めたのか?
見事に自らの運命を
掴み取ったのです!
まさに、ウ○コ(運)をつけた瞬間の歓喜↓(爆)
どんなに過酷な人生を歩んでも、
純粋さを失わず一途な想いを貫けば、
運命は掴み取れる!!!
人生の結果は偶然ではなく、
必然=運命だ!!!
と・・・・・・。
そうなのです!!!
この物語は全てを内包した壮大なるファンタジーなのです。
そう思って見れば・・・
最大のツッコミである
「そんなに上手い具合に出題されてたまるかっ!」
の思いも飲み込めますよね。
最後には、インド映画お約束のダンスシーンもありますよ!
最大の話題作に興味のある貴方。
ファンタジーが好きな貴方。
ハッピーな気持ちになりたい貴方。
とにかく、この映画には色々な要素が入り混じっています。
映画の好きな貴方。
そうでもない貴方も。
お勧めです。
<最後に>
パワフル且つ、疾走感あふれる映像作りに定評のあるダニー・ボイル監督ですが・・・
この作品でもその才能を如何なく発揮しています。
4月18日公開です。
監督:ダニー・ボイル(トレインスポッティング)出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、
フリーダ・ピント
アニル・カプール
(歌う色男、愛・ラブ・パラダイス)
イルファン・カーン
(ニューヨーク、アイ ラブ ユー)
アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール
アズルディン・モハメド・イスマイル
ルビーナ・アリ
<あらすじ>
インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマール(イルファン・カーン)が、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。
ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは・・・
スラム育ちで無学の少年が答えられるはずないと、司会者(アニル・カプール)は疑われ、賞金の支払いを渋るTV番組会社の差し金で警察に連行され、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。
ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと―
一体なぜ、100ドル札に印刷された大統領の名前や、ピストルの発明者を知り得たのか?その過酷な過去を語り始めるのだった・・・。
(allcinema、cinemacafe.net より)
<キャッチコピーなど>
「運じゃなく、運命だった」
全ての答えの裏側に、
インドを疾走する彼の人生があった。
お金のためではなく、ある”目的”のためにクイズに参加した、スラムの少年。
彼が、全てを賭けて手に入れたかった、
たったひとつの運命とは―
激動の人生を駆け抜けた少年に。
今、世界中がエールを贈る!
<主な受賞歴>
2008年
○トロント国際映画祭:観客賞
○オースティン映画祭:観客賞
○ボストン映画批評家協会賞:作品賞、編集賞
○英国インディペンデント映画賞:英国作品賞、監督賞、新人俳優賞
○ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
○デトロイト映画批評家協会賞:作品賞、監督賞
○フロリダ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
○ヒューストン映画批評家協会賞:監督賞、脚本賞
○ロサンゼルス映画批評家協会賞:監督賞、作曲賞
○ナショナル・ボード・オブ・レビュー:監督賞、ブレイクスルー俳優演技賞、脚本賞
○全米映画批評家協会賞:撮影賞
○ニューヨーク映画批評家協会賞:撮影賞
○ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞
作曲賞
○オクラホマ映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞
○フェニックス映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、編集賞、脚本賞、作曲賞
新人俳優賞
○サンディエゴ映画批評家協会賞:作品賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞
○サテライト賞:作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞
○サウスイースタン映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞
○セントルイス映画批評家協会賞:監督賞、外国語映画賞
○ワシントンD.C.映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、ブレイクスルー演技賞、脚本賞
2009年
○放送映画批評家協会賞:作品賞、監督賞、脚本賞、若手俳優賞(21歳以下の部)、作曲賞
○シカゴ映画批評家協会賞:監督賞、脚色賞、新人俳優賞
○ゴールデングローブ賞:作品賞 (ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞
○全米製作者組合賞:映画部門賞
○全米映画俳優組合賞:アンサンブル演技賞
○全米監督組合賞:映画部門賞
○全米脚本家組合賞:脚色賞
○英国アカデミー賞:作品賞、監督賞、脚色賞、音楽賞、撮影賞、音響賞、編集賞
○全米録音監督組合賞:録音賞
○全米撮影監督組合賞:撮影賞
○全米編集監督組合賞:編集賞(ドラマ部門)
○全米美術監督組合賞:美術賞(現代映画部門)
○全米衣装デザイナー組合賞:衣装デザイン賞(現代映画部門)
○アカデミー賞:作品賞、監督賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、録音賞、撮影賞、脚色賞
<マメ知識>
○“クイズ$ミリオネア”はイギリスでスタートし今や、世界80カ国で放送されている。
○原作はヴィカス・スワラップの小説「ぼくと1ルピーの神様」(ランダムハウス講談社)。
○主要な子役に対しては成人までの生活費、学費、医療費の全額負担および、成人後改めて
報酬(一千万円強とされる)を受け取る契約が行われている。
その他、スラムでスカウトした子役に対しては、地元の大人の平均的給与の3倍に相当する
報酬が支払われており、教育費・医療費を負担するファンドを利用する権利が与えられている。
(日本のメディアにおいて「スラムでスカウトした子供たちを低賃金で使用し、搾取している」との
報道があった)
<感想など>
これほど、前評判の良い作品を観たのは初めての経験ですね~。
受賞歴を見れば一目瞭然。数えるのも嫌になる位に半端じゃ無い受賞数です。
さて、その作品の実力や如何に!
この作品、創り自体が面白いです。
先ず冒頭で
「なぜ、ジャマールはここまで正解することができたのか?」
と問題がクレジットされ、四つの選択肢が提示されます。
そう!問題は観客に出されたのです。
これでツカミはOK。
「なぜ?」
を解き明かしていく過程に観客をスムーズに引き込んでいきます。
そして物語は
警察署での取り調べ
クイズ番組の収録
ジャマールの回想(証言)
の各場面、時間軸を巧みに行き来し絡み合って展開していきます。
その事によって冒頭で示された「なぜ?」が少しづつ明らかになっていく仕掛けです。
観客の前に明らかになっていく「なぜ?」に対する答え。
それは・・・
クイズの問題一つ一つが、
ジャマールの今までの人生と密接に絡み合っていた事実なのです。
また、ジャマールと兄サリーム(マドゥル・ミッタル)の生き方の違いと女友達のラティカ(フリーダ・ピント)への一途な恋も、この物語のドラマ性を大きく盛り上げています。
純粋なジャマールに対して、常に権威的接し現実主義のサリーム。
自分達が生きていくためなら、何でもするしたたかさ。
でも、それがスラムで生まれ、親を失った二人が生き伸びる為には必要な事だったのでしょう。
弟ジャマールを想いつつも利用し、結果として確執が生まれます。
しかし、最後にサリームが兄として見せる弟への想いに心が熱くなります。
ジャマールはラティカを探し続け、出会うけれど・・・
その都度、非情な運命(現実)に打ちのめされされるジャマール。
しかし、健気に、一途にラティカを想い続ける純真さ。
「君に逢いに来た」
と告げるジャマールに対して
ギャングの愛人になっていたラティカが
「逢えたわ。それでどうなるの?」
「夢だけでは暮らしてけない」
などと言う場面はそれまでに、
二人が体験してきた苦難を思うと切な過ぎます。
一方で、これらの回想シーンは、現在のインドか抱える社会問題、病巣を・・・つまり―
ゴミ溜めの様なスラム(貧富の格差)
宗教対立による虐殺
孤児を囲って、職業乞食として利用する組織(人身売買) など
三人の体験を通して描き、壮絶かつ厳しい
現実を観客に訴え掛けてきます。
純粋で夢を一途に追い求めてきたジャマールは
最後に何を掴めたのか?
見事に自らの運命を
掴み取ったのです!
まさに、ウ○コ(運)をつけた瞬間の歓喜↓(爆)
どんなに過酷な人生を歩んでも、
純粋さを失わず一途な想いを貫けば、
運命は掴み取れる!!!
人生の結果は偶然ではなく、
必然=運命だ!!!
と・・・・・・。
そうなのです!!!
この物語は全てを内包した壮大なるファンタジーなのです。
そう思って見れば・・・
最大のツッコミである
「そんなに上手い具合に出題されてたまるかっ!」
の思いも飲み込めますよね。
最後には、インド映画お約束のダンスシーンもありますよ!
最大の話題作に興味のある貴方。
ファンタジーが好きな貴方。
ハッピーな気持ちになりたい貴方。
とにかく、この映画には色々な要素が入り混じっています。
映画の好きな貴方。
そうでもない貴方も。
お勧めです。
<最後に>
パワフル且つ、疾走感あふれる映像作りに定評のあるダニー・ボイル監督ですが・・・
この作品でもその才能を如何なく発揮しています。
4月18日公開です。


