監督:スティーヴン・ソダーバーグ(オーシャンズ13)
出演:ベニチオ・デル・トロ(悲しみがかわくまで)、
デミアン・ビチル(ウェルカム!へヴン)
    サンティアゴ・カブレラ(
HEROES/ヒーローズ (シーズン1))
   エルビラ・ミンゲス、ジュリア・オーモンド(ベンジャミン・バトン 数奇な運命)
   
カタリーナ・サンディノ・モレノ(コレラの時代の愛)、ロドリゴ・サントロ(300)
    
ウラジミール・クルス(バスを待ちながら)、ウナクス・ウガルデ(美しすぎる母)
    
ユル・ヴァスケス(アメリカン・ギャングスター)、ホルヘ・ペルゴリアバスを待ちながら)
    
エドガー・ラミレス(バンテージ・ポイント)

<あらすじ>

 1955年、メキシコアルゼンチン人の青年医師エルネスト・ゲバラベニチオ・デル・トロ)。南米大陸の放浪の旅を続ける彼は、自らも喘息を抱えながらもラテン・アメリカの貧しい人 々を救いたいという志が芽生えていた。そんなゲバラはある日、独裁政権に牛耳られた祖国キューバで平等社会の実現を目指す反体制派のフィデル・カストロデミアン・ビチル)
と運命きな出会いを果たし、たちまち意気投合する。そして、政府軍に無謀とも思えるゲリラ戦を仕掛けようという彼らの作戦への参加を決意し、ゲバラはわずか82人で海を渡り、すぐにゲリラ戦の 指揮を執るようになる。チェという愛称で呼ばれ、軍医としてゲリラ戦に参加したチェ・ゲバラは、女性と子供には愛情を持って接するのだった……。


<キャッチコピー>
かつて、
本気で世界を変えようとした男がいた
アメリカがもっとも恐れた男


<マメ知識>
○ベニチオ・デル・トロはチェ・ゲバラを演じるために20kg以上の減量を慣行し、カンヌ映画祭
男優賞を受賞
しました。


<感想など>
正義の革命家として今現在も世界中で愛され、神話となっている
チェ・ゲバラ ですが・・・
彼をを偶像化し、ヒーロー色を過剰に演出し感動を誘う様な撮り方は一切ありません。
史実だけを基にリアリティーを追求された映像は、淡々と感情を排除したキュメンタリー映画を観ているような感覚です。

革命戦争そのモノでは無く、
チェ・ゲバラと言う人物を描いているので、キューバ革命が起こった経緯、参加するまでの状況の説明不足を感じました。
さらに、有名な国連での演説やインタビュー を時折挿入する演出も分かり辛い印象を受けました。
ただ、モノクロの映像は当時の雰囲気を伝える部分では良かったと思います。

また、演説やインタビューでの
チェ・ゲバラの言葉は革命家としての信念に溢れ、不均衡な世界を生み出した先進国を痛烈に批判しており、それは、そのまま現在の我々に向けられているような気がします。
さらに、怪我人を決して見捨てず、社会的弱者に徹底的に優しくする
態度は

「革命家に必要なモノは?」
とインタビューで問われ
「愛。
真の愛が無い革命家は
革命家ではない

と答える彼の行動を実証しています。

だからこそ、
チェ・ゲバラは伝説になりえたのでしょう。

そして、迫真の演技を魅せてくれた
ベニチオ・デル・トロ・・・・
チェ・ゲバラが乗り移ったのか?と思うほどです。
必見です。
だた、どう見ても28歳には・・・・・・・(笑)

チェ・ゲバラに興味がある貴方
ベニチオ・デル・トロのファンの貴方。
革命思想に燃えている貴方。
そして、ドキュメンタリー風伝記映画が好きな貴方。
お勧めです。

<おまけ>
この作品を十分に楽しむには、説明不足な部分を補う予備知識が必要です。
キューバ革命の背景(当時の世界情勢)や
チェ・ゲバラに関しての。
何となく観るだけでは退屈してしまう恐れがあります。なにせ132分間ありますのでね。