監督:マーク・フォースター(チョコレート)
出演:ダニエル・クレイグ(007シリーズ)
    オルガ・キュリレンコ(トップモデルとして活躍、”薬指の標本”でデビュー)
    マチュー・アマルリック(潜水服は蝶の夢を見る)、
    ジュディ・デンチ(あるスキャンダルの覚え書き)
    ジェマ・アータートン(ロックン・ローラー)、ホアキン・コシオ(カクタス・ジャック)
    ジェフリー・ライト(ダイ・ハード4.0)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(ハンニバル)
    イェスパー・クリステンセン(ザ・インタープリター)、ローリー・キニア


<あらすじ>
「007/カジノ・ロワイヤル」の1時間後から始まるストーリー
ミッション遂行に私情に流されてはならない―それが諜報部員の掟。
しかし、愛するヴェスパー
を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、復讐への想いを断ち切れない。彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織とリーダー、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)の存在を知る。
一人調査を開始したボンドは謎多き女、カミーユ(
オルガ・キュリレンコ)と出会う。彼女も家族の命を奪われ、復讐に燃えていた。二人は行動を共にし、次第に惹かれはじめる。ボンドは、彼女をとおして組織の幹部に近づき、ある計画が進行していることを突き止める。
それは、ラテンアメリカの一国の政府転覆と、秘められた天然資源を手にし、世界をコントロールしよう とする陰謀だった。
復讐を果たすためには、テロリストやCIA、さらにはMI6に先んじて動かなければならないボンド。愛の復讐を誓ったボンドの孤独で壮絶な戦いがいま始まる! 

果たして復讐が、心の慰めになるのか?
復讐の見返りとして得られる<報酬>はあるのか?
その<報酬>を受け取ることで、何を得て、何を失うのか?

<マメ知識>
イギリスでは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を抜いて歴代興行収入No.1樹立。
全世界72カ国で初登場1位。
アメリカではオープニングの週末興行成績が007シリーズ歴代最高記録を樹立。

<感想など>

 前作の「007/カジノ・ロワイヤル」の1時間後から始まるストーリーと言うことですが、その辺の説明は一切無く映画は始まります。
完全な続編としては、
不親切だな~
なんて思いますが、愛する人を失い復讐に燃えるボンドということさえ頭に入れておけば、楽しめると思います。
ただ、本作をシッカリと咀嚼し、味わいたいのなら、

「007/カジノ・ロワイヤル」事前に観ておくことをお勧めします。


今回の
フォースター監督、人間ドラマを撮るのが得意。
ことろがドッコイ!
アクション、アクション、アクションと
これでもかっ!!
とばかりにたたみ掛けてきます。
内容もバライティーに富んでいて、アクションの見本市状態!!
冒頭のカーチェイス。
敵を追跡し、ビルからビルへと飛ぶ、飛ぶ。
そして、工事現場での格闘。
ボート、飛行機でのチェイス。
銃撃戦あり、肉弾戦ありと、かなりハード。

そして、復讐の鬼と化したボンドは、非情に敵を殺しまくります。
バイオレンス度も大幅UPです。

アクション、バイオレス的な要素だけに偏っているか?
御安心下さい。
そこは
フォースター監督、ぬかりはありません。
組織に身を置き、復讐と任務の狭間で孤独な戦いを続け、葛藤するボンドの内面 もキチンと描かれています。
従来の007シリーズの様なユーモラスな部分は排し
ダニエル・クレイグ徹底的にシリアスに、そしてクールにボンドを演じています。
また、ボンド・ガールとの絡みも従来路線は無し。
特に
カミーユ役のオルガ・キュリレンコとは、同志の様な関係で互いの抱える、悲しみを浮き出させています。

 従来の路線を期待している人にとってダニエル・クレイグの007は、求めるボンド像では無いのかも知れません。
彼が主演した2作で創り出したボンド像は、ゴリゴリの武闘派。
新時代の
ジェームズ・ボンド像を確立しました。
 「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」はボンドが本当の諜報員"00”になるための前日譚です。
彼が主演の007シリーズは、後2作撮られる予定だそうです。


本物の諜報員となったボンドが今後どうなるのか気になるところですね。

<おまけ>
多くのブロガーさんが指摘していること・・・・・・。
「ジェイソン・ボーン」シリーズと酷似している点。
確かに似てます。
ボンドの苦悩や孤独、一人で戦う点。そしてアクションシーンも。

でも、まあ良しとしましょう。


前作を観た方、観ましょう。
「ボーン」が好きな方、満足できるでしょう(笑)
アクション映画が好きな方お勧めです。