監督:
佐々部清(半落ち)
出演:長淵文音、柳葉敏郎、黒谷友香、松方弘樹


<あらすじ>

三本木農業高校馬術部に所属する女子高生、菊池早苗。彼女が世話をするのは、視力を失いかけたタカラコスモス(通称コスモ)。
猜疑心が強く、なかなか懐こうとしないコスモに悪戦苦闘し「バカ馬」と言いながらも、いつしか献身的に世話をするようになっていく。
また、馬術部のメンバーと馬たちの交流、部員同士の葛藤、練習中に起こった馬との悲劇、そしてそれを見守る大人達。
様々な経験を通して
馬術部部員がコスモから何かを得て成長していく。
そして、早苗とコスモは遂に心を通わせ3年生最後の試合にコスモに騎乗し競技に挑む。

<感想など>
実話が基になっている感動作。監督は「半落ち」の佐々部清。
俳優陣は柳葉敏郎松方弘樹黒谷友香らの実力派が脇を固め、新人女優の長淵文音が主人公を演じる。
そして、乗馬シーンは一切のスタントを使わず撮影した本物
「珠玉の感動ドラマ」との触れ込みや此れいかに?

動物と人間の交流を描いた感動作と言う触れ込みの映画は腐るほどありますよね。
それだけに、本当の感動的なドラマに仕上げるのがとても難しいテーマとも言えます。
ではでは、この映画はどうでしょう?
「盲目の馬と少女の交流」 をいう料理の仕方次第ではこの上ない素材を、最高の味に仕上げられているのでしょうか・・・・・?

残念っ!!

と言っておきましょう。
コスモと早苗が心を通わせいく過程のドラマが描き切れていない印象を受けました
「人と馬の友情を超えた心の繋がりと勇気」描くためには、もっと丁寧に早苗をコスモの交流を描き、お互いの内面をも表現するような演出が欲しかったですね。
学園ドラマ的な要素もありましたが、どこか安っぽさを感じてしまったのは
「私だけ・・・・
でしょうか?
感動的な筈のラストシーンも、コスモと早苗のドラマが描き切れていないので感情移入が出来ず「うーん」と言った感じです。
最も、このラストシーンは演出の面で「ベタで鳥肌が立ちそうな位恥ずかしい」 と私は思って苦笑してしまいました(使い古された手法じゃん、もっと捻りなさい)。
どの位恥ずかしいかは劇場に足を運び、自分の目で確かめても良いかも知れませんね(笑)。
補足ですが笑い所は他にもあります。
柳葉さんの東北弁です。彼の最初のセリフで、会場にいたお客さんは概ね笑っていました。

しかし、動物好きな人なら涙なくては見れないシーン
「死と誕生のドラマ」 はシッカリと押さえてありますよ。

また、青森の雄大な自然は美しいし、馬術競技をしている馬の姿も綺麗です。

動物映画が好きな人、雄大な自然を感じたい人、馬命な人には良いでしょう。

10月4日公開です。