恋愛写真
カメラなんか無くったっていいさ
キミと見ているこの景色は 色あせることなんてないから
ムリに覚えようとしなくたっていいさ
ほら 今この瞬間を切り取れば
どんなときだって いくつだって作れちゃう
2人だけの恋愛写真
キミのとびっきりの笑顔も
ぷくっと ふくれた怒った顔も
全てが2人の記憶に焼きついている
2人だけの恋愛写真
ひとり
ひとり過ごす夜
なにか やることに追われているときは
思い出す時間も少ないけれど
ひといきついたときに となりにキミがいないことに
ふと さみしくなる
いる ことが あたりまえ になってしまったんだね
用事があって でかけているんだもん
今日は 帰ってこないこと分かっているのに
玄関のチャイムが鳴ると 期待してしまう
宅配便のお兄さんに悪気はないのにね
明日が待ち遠しい日は
ふとんに入ってしまおうかな
手紙
なつかしい人からの手紙
そんな感じに似ていると感じた
自分の奥に隠れていた
数ヶ月前から数年前まで
さまざまな想い出がよみがえる
いっしょに数年間たまったホコリも
綺麗になった
たまにやる大掃除
部屋を模様替えするだけで
こんなに新しくなれるのは
ただ場所を変えたからだけじゃなく
新しいものを運び込むことができる
そんなワクワクにドキドキしているから
単なる部屋掃除
恋をしてると掃除も楽しい♪
とけあう空間
あなたのことを 唄にしようと思えた
愛する人の唄を歌いたい
不器用だけど 歌うことはできるから
あなたが背中を向けるだけで心配になる
あなたが言葉少なくなるだけで不安になる
あなたと目が合わないだけで近づきたくなる
分かっている 分かっているんだよ
2人はたぶん愛し合っている
ただ それを確かめていないと不安になるんだ
2人が同じ空間にいる
キミの荷物が 僕の部屋に溶け込んでいく
なにげなく キミのコップをボクが使っている
なにげなく キミがボクのブラシを使っている
ただそれだけで にやけちゃうんだ
単純なんだ
キミがそばにいるだけでいい
単純なんだ
キミがボクを見つめていればいい
ただそれだけのことなんだ
簡単だね
ほら キミの居場所がボクの場所
また 2人の空間がとけあっていく
早く帰りたいなぁ その場所へ
僕にできること
もどかしいよ
がんばっているキミを目の前に
何もできない自分がいるんだ
自分にできることはなんだろう
考えてみるけど
ホントにキミの助けになっているんだろうか
部屋を少し片付けてみたよ
洗濯もしてみたんだ
ご飯も炊いてみた
明日のお弁当の具を考えてみた
こんなことしかできないボクが
すごくもどかしい
せめて キミが帰ってくるまで
起きてることくらいしててあげようかな
伝えたいこと
言葉にしてみると
なんだか違う感じで表現になってしまう
伝えたいことは
こんなことでは無いんだけどなぁ
でも、そんなつたない僕の言葉でも
なぜかキミには伝わっているんだよな
不思議だね
言葉にするより伝わることがあるなんて
なんでもお見通しって顔で僕を見る
そんな居心地も悪くないもんだね
言い訳の理由
同じ歩幅で歩いていたいんだ
いつもとなりにいてほしいんだ
ケンカした日こそ
相手のことばかり考えてしまう
ケンカなんてしたくないのに
機嫌悪いキミなんてみたくないのに
キミもそう思ってくれているといいな
どんな言い訳なら 笑って遊びに来てくれるかなぁ
キミが好きだったマンガの続きが出てたよ
温泉でいい宿があったから一緒に選ばない?
改心の料理が出来たんだけど食べに来ない?
どんな言い訳を考えても
きっとキミは全て見抜いちゃうんだろうなぁ
それで しょうがないないぁ って
僕の頭を「ぐしぐし」しに来てくれる
そんなことを想像してしまうんだ
怒っているキミへ
ごめんね 今朝 布団取っちゃって
笑顔
たまに全てがどうでもいいと思えるとき
君からのメールひとつで ふと我に返る
不思議だよね
自分じゃないのに 自分の気持ちを分かっている人がいるなんて
たった5文字の「何してる?」が
こんなにもうれしく思える自分がいるなんて
自分のためじゃなく 誰かのために笑うのもいいもんだよね
自分がかかえてる劣等感が
あなたのために笑うことで
こんなにもうれしくなれるのはなぜだろう
外が明るいだけで 部屋にいることが罪悪感になる
でも となりにキミがいるだけで
こんなにもうれしくなれるのはなぜだろう
キミの笑顔がすべてをつつんでくれる
そんな毛布につつまれて眠るのが
最近の僕の幸せなんだ
振り返ること
全てを受け止める必要なんてないよ
生きてきた過去を全て受け入れることなんて
できないんだから
過去を知ることで 君の不安が消えるなら話すよ
ひとつずつ 僕を通り過ぎてきたすばらしい彼女たちのことを
全てがすばらしい想い出なんだ
だけど振り返ることをしないのは
もっとすばらしいことになりそうな予感がする君がいるから
消えると分かって過ごしてきたわけではないから
消えあせることのない想い出だけど
あのときのことがあるから 今の自分があるわけで
その自分が出会えた君と 作り上げていくこれからに
期待している自分もいるんだ
綺麗な景色が なぜだか少しだけ悲しく思えるように
所詮は過去の記憶でしかない
この感覚を分かってもらえたら
もっと楽しくなると思えるから