トトロの森
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社会の窓

先日、ちびまる子ちゃんを見ていたら、ブー太郎がハマジに『おいハマジ、社会の窓が開いてるぞ!』というシーンがあった。

中学生の頃、駅前でズボンのチャックが開いているおじさんをみつけ、誰があのおじさんに『社会の窓が開いてますよ!』と言うかでもめたことを思い出した。

今でもズボンのチャックのことを社会の窓って言うのだろうか?

子供の頃はそんなこと考えもせずに、ズボンのチャック=社会の窓と、誰にともなく聞かされたのだと思う。

何十年もたって初めて『社会の窓』って何だ、という疑問をアニメのちびまる子ちゃんから投げかけられるとは…。


社会の窓とは昭和23年から35年まで放送されたNHKのラジオ番組で、社会で起きるさまざまな内情を鋭くレポートする社会派番組だとのこと。

本当は隠されている部分を覗くと、その人間の大事な物が見えるという発想からズボンのチャックに例えられたのだとか。

社会の窓

ズボンのチャック

チャックの奥に隠された物が社会と関係は…

あるのかな?

入院 ②

朝は6時に起床して7時半に朝食を取る。

9時頃にその日の部屋担当の看護師さんが血圧を計りに来て、「今日は何月何日で、ここはどこですか?」と聞く。

私は最初の頃、なかなか正確な言葉が出てこなかったのだが、これは記憶の欠如と言語力の低下。
頭を打つとはこういうことなのだ。


病院で働く人の中でも一番大変なのは、夜勤の看護師さんかもしれません。

夕方から翌朝まで15時間くらい働いていて、翌日が休みだとしてもやはり辛い仕事だ。


夜勤の看護師さんはベテランの人がほとんどだと思うけど、まだ若くて気が強そうなその看護師さんを、私はなかなか好きになれませんでした。

彼女は仕事に対する懸命さと技術がまだ上手く絡み合っていない様子で、一度だけ泣いているのを見たことがありました。


そんな彼女を見直したのは、一週間も便秘している私のお腹を直そうと、一生懸命に処置してくれたことでした。


人の便を指を入れて掻き出したりするのは、馴れるまでかなりの度胸や我慢が必要だと思いますが、彼女は嫌な顔一つせずにそれをやってくれたのです。


そのことを機に彼女を信頼するようになったのですが、4日後に退院するまで彼女は私の部屋の担当でなくなってしまい私は彼女に感謝の言葉も告げられなかったのがいまだに残念でならないのです。

入院 ①

今まで生きてきた中で考えますに、私という人間は適当でいいかげんで気が弱く、嫌なことからはなるべく逃げてしまいたいと思っているけれど自殺する勇気など無く、怠惰な日々を過ごしているうちに突然病気になったり事故にあったりしてしまうのです。


神様は、
「お前は真っ当に生きて何がしか出来ることをしなさい」と言われているのかもしれません。


5月の下旬、会社からの帰り道に倒れて頭を打ち、三週間程入院しました。

これが二度目の入院なのですが、前回入院した時も寅年(私の干支です)で、しかも東名厚木病院という同じ所。


その日は雨が降っており、人通りの少ない田舎町の歩道を偶然にも歩いて帰宅途中の大学生が、倒れていた私を助けてくれたことや、通勤災害が認められて、入院費の自己負担はほんの少しだったことなどから、私はかなり運が良かっのかもしれません。

入院中はど近眼の私の大事なメガネが壊れていて、テレビを見ることも新聞を読むことも出来ないので、毎日の楽しみは朝昼晩三食の食事だけでありました。



ある日、まだ意識が朦朧としていたころ、私の寝ている部屋で話し声が聞こえました。

ハッキリとした内容は良く覚えていないのです看護師を呼ぶボタンを指差したのです。

その時私はボタンを押さなかったと思いますが、看護師さんが来た後の記憶は全く無く、三人の旅芸人が本当に居たのかどうかは今となってはわかりません。


今回の入院で、あらためて医療現場の、特に看護師さんの仕事の大変さというものがわかったような気がします。


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