こんにちは、ひでちぇろです。

 

今日は、

演奏技術の向上と「引き寄せの法則」の関係について

書いていきます。

 

音楽の女神(=引き寄せの法則)と

理想の演奏を実現について、

私の経験を交えてお伝えします。

 

 

引き寄せのメカニズム

「引き寄せの法則」とは、

自分の意識や想像が現実を引き寄せる

という思想です。

 

この法則は

いくつかのメカニズムが働いています。

 

脳のRAS作用(現実面)

脳には「網様体賦活系(RAS)」

というフィルターがあり、

これが重要な情報を選別します。

 

演奏が上達したいと強く願うことで、

RASがその目標に関連する情報を優先的に

取り入れるようになります。

 

これにより、

必要な練習方法や音楽理論、技術的なヒントなどを

見逃さずにキャッチできるようになります。

 

確率論の偏り(現象面)

人間の思いが現実に影響を及ぼす

という現象があります。

 

例えば、

その現象に思いを抱くだけで、

サイコロの目や乱数発生器の結果に

偏りが生じることがあります。

 

演奏の上達を強くイメージすることで、

実際にそのイメージに沿った出来事が

起こりやすくなります。

 

 

引き寄せの注意点

ただし、

「引き寄せの法則」を活用する際には

注意が必要です。

 

私の経験から、

急激な上達を強くイメージしすぎると、

思わぬ代償を伴うことがあります。

 

理想を引き寄せるために、

自分がどれだけの努力を惜しまないかが鍵となります。

 

 

私の体験から二つの話

チェロ演奏の夢を実現した話

チェロを始めて10年が経った頃から、

バッハの無伴奏チェロ組曲の最難関である、

第6番を人前で演奏したいという夢を持つ様に

なりました。

 

実現イメージを抱きつつ、

一部の曲をレッスンでみてもらったり

何年もかけて無伴奏チェロ組曲を全曲個人的に

録音してみたり、

たくさんのCDで研究したり、

練習を続けたりしました。

 

そしてさらに10年たったころ、

チェロの無伴奏曲を引弾く会に招かれたのです。

曲は自由でした。

 

これをチャンスと捉え、

バッハ第6番を演奏することに決めました。

 

そして数ヶ月後、

実際に人前で演奏することができたのです。

 

これは、

引き寄せの法則がうまく働いた例です。

 

サラリーマンでありながら、

ハードに練習を重ねた結果、

音楽の女神が微笑んでくれたのだと思います。

 

楽して上達を試みた話

一方で、

アマチュアでチェロ一番になりたいと強く願い、

甘い気持ちで引き寄せを試みたこともありました。

手法は先日ユーチューブをアップした、

kenjiさんのやり方を使ました。

 

しかし、

その時は死ぬ気で練習する覚悟が足りず、

楽して上達したいという気持ちが強かったのです。

 

その結果、

室内楽演奏会での身内からの強い批判を受けたり、

別の演奏会練習で

プロのミュージシャンからの厳しい指摘を

受け続けたり 、

 

メンタルが限界に達しました。

 

また、自分より上手い人からのプレッシャーで

人間関係が悪化し、

長年続けていたオーケストラを離れることにもなりました。

 

楽をして引き寄せようとすると、

音楽の女神は上達させようと、

いろんな手段で厳しい試練を与えてくるんだな、

と分かったのが、

ここ数年のことです。

 

 

まとめ

引き寄せの法則は、

目標に近づくための強力なツールです。

 

しかし、

得るものがあれば

失うものがあることも理解しておく必要があります。

 

特に音楽の女神は、

ハードに鍛えるのがお好きなようです。

 

本当に上達したいという強い意志を持ち、

努力を惜しまない人にこそ、

この法則で女神を召還する権利があるのかなと

思います。

 

現在の私は、

急激な成長を目指すのではなく、

基礎練習を大切にしつつ、

自分が楽しめる様、

ビジョンを調整しながら、

マイペースで上達を目指しています。

 

自分のキャパシティと相談しつつ、

ハードな音楽の女神をうまく使いこなしながら、

さらに素晴らしい演奏を目指していきたいと思います。

 

 

それでは。