こんにちは、ひでちぇろです。
今回は、
科学そして量子力学から見た引き寄せの法則について考えてみたいと思います。
科学と心
科学は物質世界を理解するための強力なツールですが、
「心」の領域についてはまだまだ不完全です。
量子力学に至ってやっと、
心と物理現象の境界線領域に少し近づいたくらいかと思います。
熱力学と生命
科学がまだ完全に説明できない分野の一つが生命です。
たとえば、
熱力学の第二法則であるエントロピー増大の法則。
エントロピーとは、
系の無秩序さを表す指標であり、
自然界の物質だけを見ると常に増大する傾向にあります。
しかし、
生命はこの法則に逆らうかのように、
高度な秩序を維持し続けます。
この矛盾をどう説明するかは、まだ解明されていません。
ルドルフ・シュタイナーの視点
ルドルフ・シュタイナーの思想では、
人間は単なる物理的存在以上のものであるとされています。
彼は、人間を以下のような構成要素で捉えています。
・肉体: 物質的な側面(鉱物・植物・動物界の特性)
・エーテル体: 生命力(植物・動物界の特性)
・アストラル体: 感情(動物界の特性)
・自我: 意識的な思考、感情、意志
・魂: 自我よりさらに高次な心の働き
人間の中でも科学で解明されていな要素を、
ニュートラルな目線で体系的にとらえると、
必然的にこのような分類になる、妥当な考え方だと思います。
これらの領域を科学が数式で証明する様になるには、
まだ時間が必要だと思われます。
引き寄せの法則と科学の限界
確かに引き寄せの法則は、
科学的に証明されているわけではありません。
しかし、先ほどの熱力学の法則や、
人間の構成要素についての考察からも分かる様に、
科学で証明できないから引き寄せの法則が存在しないと言い切ることは、
科学の領分を超えており、
根拠のない単なる信念なのだと思います。
量子力学の視点
科学の中でも量子力学についても少し考えてみます。
量子力学の代表的な実例で、
二重スリット実験において、
人が観察すると光や電子は粒(=物質)の性質を示し、
観察していないと波動(=エネルギー)の性質を示す、
という実験結果が有名です。
観察が物質の状態に影響を与えることが示されています。
このことから、
心が物質の存在に関与しているという考え方が生まれ、
だから引き寄せの法則が立証されたというロジックを最近見かける様になりました。
しかし、これはあくまでも超微粒子の世界での話です。
我々の体験している現実世界と、この実験結果がどう直結するのか、
まだ、なんとも言えないのではないでしょうか。
実際はまだ、我々が普段体験しているサイズの世界との関係については解明は、
まだこれからなのではないかと思われます。
結論
最新の量子力学を含めた科学は、
まだ完全には心と物質の関係を説明しきれていないものと考えます。
一方、
私たちは今も日々の生活の中で、
常に決断を繰り返しながら生きていかなければない状況です。
ですので、
科学がもっと発展するまでは、
自分なりの仮説を立て、
それを信じてリスクを取って生きていくしかないのかもしれません。
そして、仮定が間違っていたと思ったら、
引き返してまたやり直すという試行錯誤の繰り返しというのが、
人間の成長という意味では正しい姿なのかもしれません。
以上、
科学そして量子力学から見た引き寄せの法則でした。
それではまた。