こんにちは、ひでちぇろです。

前回は思想の源流を探りました。

今回は引き寄せの法則の著名の中でも特に影響力のある著作を取り上げて思想を紹介していきます。

 

ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」

まず、

この分野のバイブルと称される「原因と結果の法則」のジェームズ・アレンから。

 

彼の主な主張は、

良い心を持てば行動が改善し、

その欠陥人間関係を始めとした周囲の環境も良くなり、

最終的に成功できるというものです。

 

また、

目先の欲望を捨てて、他の事に対して目標達成を最優先させることも重要だと述べています。

 

そして、

最終的には穏やかな心に到達することが幸福の為には最も大切という思想です。

この穏やかな心という考えはブッダの思想にも影響を受けている模様です。

 

現代人から見ると、

「努力して成功するのは当たり前」と思われるかもしれません。

 

しかし、

当時は神や原罪の感覚から離れて、

人が自分の判断で幸福を追求することを、

思想として肯定するのは非常に革新的な考え方でした。

 

あの時代に個人の幸福を追求する権利を主張しつつ、

成功について体系的に示したという意味で、

まさにバイブルなのだなと思います。

 

ナポレオン・ヒルの「成功哲学」

次に、「成功哲学」のナポレオン・ヒルです。

 

彼の基本の考え方は、

叶えたい夢を最優先にして行動し、

心の平安をゴールとする点でアレンと似ています。

 

これに加えて優れた点として、

鉄鋼王アンドリュー・カーネギーへのインタビューに代表されるように、

実際の成功者からのインタビューによってその思想が裏付けされていることです。

 

また、潜在意識を活用するという考え方も強調されています。

 

この辺まではスピリチュアルな雰囲気は少なく、

自己責任、自助努力によって、

正当な現世利益を得る感じです。

(写真は若き日のナポレオン・ヒルです)

 

引き続き、後編に続きます。

それでは。