ようこそ、ひでちぇろブログへ。

 

「音楽」と「お金」の話、

今回は「資本主義」についてです。

(お堅いテーマですみません)

 

 

私(ひでちぇろ)は、世間でよくあるサラリーマンで、

会社に勤めて給料をもらっています。

 

この会社に勤めて給料もらう人たちは、

「資本主義」の世界ではプレーヤーではありません。

 

テニスなら玉拾いみたいなものです。

 

以前、NHKで「プロジェクトX」という、

モノづくりのドキュメント番組をやっていました。

技術者たちが命がけで難しいプロジェクトを完成させる姿を

ドラマチックにまとめた番組でした。

 

自分も技術系サラリーマンなので、

共感してよく見ていましたが、

あれは、資本主義的には命がけのテニスの玉拾いです。

 

なぜなら、命を懸けようがなにしようが、

給料にはあまり関係ないからです。

 

 

 

ところで、「資本主義」においては、

「株式会社」という仕組みが重要です。

 

「株式会社」という仕組みは、

ヨーロッパ大航海時代からあるものです。

 

まず、株主が共同出資してまとまったお金を作ります。

そのお金を使って、

社長と役員にあたる立場の人が、

船と人(船長、船員)を手配します。

 

そして、船はインドとかアフリカなど遠隔地への航海を経て、

植民地で出来た(収奪した?)農産物を持ち帰ります。

 

その農産物をお金に変えて、

株主は投資した以上のお金である「利益」を得る訳です。

 

つまり、投資をして、利益を得る株主が主人公で、

船長とか船員とかは利益の為の手段でしかない訳です。

 

利益が出て、それを受けとる株主、つまり資本持ち、

お金を投資して働かずに利益を得る人がメインプレイヤー。

それが「資本主義」なわけです。

 

なので、少なくとも、

会社の社長以下は、船乗だったり船長だったりで、

利益とは関係ない人たちです。

 

社長や役員でさえ、

船乗りと資本家の間に入るつなぎ役の手配師です。

 

社長以下みんな、

航海のお駄賃として、

利益と関係なく、

人並みの生活をするための「必要経費」としての給料をもらう存在です。

 

「資本主義」の仕組みはそんなところです。

 

 

 

こういう構造を暴いて世の中に広めたのが、

かの有名なマルクス大先生です。

 

ただ構造まではよかったんですが、

労働者サイドも変わらない人間なので、

暴力革命をしてみたけれど、

完全にはうまく行かずに元に戻っちゃいました。

(すいません、政治的な左右の思想はありませんので、

批判は無しでお願いします。)

 

 

という訳で、繰り返す様ですが、

「資本主義」はお金を持った人が、

そうでない人を余分に働かせて上納させて、

さらにお金をを増やしていく為に出来上がった構造のことです。

 

資本を持った人がプレイヤーである状態が「資本主義」です。

 

こういう、世の中の仕組みだけを見ていると嫌になりますが、

崩すのは不可能です。

人類の進歩の程度にあった構造ともいえます。

 

これに対して、

世の中には、また違うお金の流れもあります。

 

ということで次回に続きます。

 

それでは。