ようこそ、ひでちぇろブログへ。

 

 

今回は、音楽における「芸術」と「娯楽」の違いについて

考えていきます。

 

まず、「芸術」と「娯楽」の定義について。

 

色々と定義はあるでしょうが、

「芸術」は、

人以外の「何か」。

その「何か」の為に完璧な美を目指、。

演奏者と聴き手で、共にその「何か」と繋がるもの。

と定義します。

 

「何か」とは、

普段の意識では到達できない高いところにあるものです。

 

一方、

「娯楽」は、

人を楽しませ、人に気に入ってもらう。

そして、人と人(演奏者と聴き手)をつなぐもの。

と定義します。

 

音楽は、最初は「娯楽」から始まって、

時間が経って淘汰されて(本物が残って)

「芸術」になっていく場合もあります。

 

一度「芸術」になると、

そのレールに乗って後に受け継がれて、

伝統ができていくのでしょう。

 

ここで、

現代において、

「芸術」はどうやって存続できるのでしょうか。

 

そもそも純粋な「芸術」っていうのは存在しえないかもしれません。

アマチュアの音楽活動は自発的でビジネス化もされていませんが、

技術不足感で、「何か」と繋がり切れない感じがします。

 

演奏者と聴き手が

人と人ではない、

大切な「何か」にお金を払っているっていうことに

両者が確信的で、人が集まるならば、

娯楽化して衰退すること無く、

今後も続いていくのかもしれません。

 

しかし、

社会の成長についていけなかったり、

形ばかりの伝統に囚われて

今を生きる人々にとっての

「何か」との繋がりが希薄になっていくと、

淘汰されるかもしれません。

 

この先、どうなっていくのかは全くわかりませんが、

生きている間はずっと、

社会のなかでの音楽の在り方について観察し、

その中に身を置いて体験していきたいです。

そして、微力ながら表現していきたいです。

 

 

続きは、現代音楽の記事でまた。

それでは。